刀 無銘

刀 無銘
刀 無銘
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/522/00.html

大磨上無銘の刀で、製作年代は室町初期頃、鑑定次第では南北朝頃迄遡るのではないかと思われます。
特筆すべき疵欠点無く、沸本位の匂口は砂流が盛んにかかり、非常に覇気ある出来口で美術鑑賞刀として申し分ない一刀です。
現状では経年による細かい拭いヒケが見られ、肌もふさってしまっていますが、出来が良いだけに再研磨を施しての保存刀剣鑑定が期待できそうです。
長さの割りに刀身軽く、拵に組んでも非常にバランスが良いので、片手操作も軽々とできることでしょう。但し、居合武用刀としてお使いになられる際には、時代物の拵を保存すべく、新たに居合用の拵を誂えてからお使い下さい。文化財を大切に次の時代に残しましょう。

裸身重量600グラム。 拵に納めて鞘を払った重量863グラム。

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