短刀 大磨上無銘(兼先)

大磨上無銘(兼先)
大磨上無銘(兼先)
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/137/00.html

大磨上無銘の短刀で善定派の兼先と極められた一刀で、いかにも美濃伝らしい尖り刃に飛焼を交えた派手なに細やかな砂流が見られます。
また、棟には六箇所も切り込み傷があり、武器として、利刀としての強さも物語る作品です。

附属の拵は保存状態が良く、青貝を散らした鞘には赤銅地の七五桐紋が据えられており、椿と梅を図材にした赤銅地の鐔には細かく魚子が打たれた名品。小柄は安行在銘。
はばきと切羽は共に金着せで贅を尽くしているところから、さぞ名のある上士の指料であったものと想像されます。
広島尾道のコレクター旧蔵のうぶだしの一刀。

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