加賀(以下切)(加賀守貞廣)

加賀(以下切)(加賀守貞廣)
加賀(以下切)(加賀守貞廣)
– Kaganokami Sadahiro –
 
加賀守貞廣は康継一門越前下坂派の刀工で、寛永十七年(1640年)越前下坂に生まれ、越前の他に京でも作刀した元禄頃の良工です。加賀守藤原貞廣、高柳加賀守藤原貞廣などと銘を切り、比較的直刃仕立ての作品が多く見られ、乱れ刃の作品は稀です。
 
精良で破綻が無い小板目杢交じりの鍛えの地鉄に、地沸付いて地景入り、刃縁の柾目に絡んで細かな砂流や金筋が、幾重にも霞棚引くかの如く互ノ目の谷を繋いでいます。
特筆すべき疵欠点も無く、敢えて言うなら磨り上げられていることのみが悔やまれる作品で、美術鑑賞刀としては申し分ない出来口を誇る一刀です。
 
裸身重量769グラム。

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