無銘 ~尾張藩士が好んだ脇指~

無銘
– Mumei –
 
身幅広く重ね厚い豪壮な造り込み。美濃から尾張に移住した刀工の作と思われます。致命的な疵欠点無く、地鉄よく練れて少しく肌立って精美。匂口は明るく、足よく入り、帽子延びた鋭い姿であり、その重さだけで容易く裁断しそうな感を与えます。

附属の拵は縁頭と目貫を龍で統一し、鐔は雲に富士の山を透かし彫りにしたもので、柄と雰囲気を合わせたものになっています。
本脇指のような豪壮な造り込みを込んで用いた尾張藩士。昭和の所謂大名登録であることから、尾張徳川家の家老クラスやかなり身分の高い上士の指料であったことが覗えます。

保存刀剣審査を是非御受審頂きたい一刀です。

裸身重量627グラム。  拵に納めて鞘を払った重量861グラム。 ※委託品

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