無銘 ~鞘に残る蔵番札がその名残を伝えます~

無銘
– Mumei –
 
兵庫県朝来町にあるとある社寺からのうぶ出し品。早い話が社寺に奉納されていた一刀です。鞘に残る蔵番札がその名残を伝えます。
拵は痛みが殆ど無く、鞘の塗り状態も良好。切羽も銀着せ菊花形のオリジナル。赤銅着せのはばきが添えられているところから見ても、かなりの身分の士の指料であったものと推測されます。
中身の刀身は大磨上無銘ながらも、身幅が広くがっしりとした造り込みで、今は錆に包まれ哀れな姿ですが、研磨で大変身することが容易く想像できます。
柄巻きは風化していましたので、当店にて巻き替えました。この脇指も研磨後に御案内する予定でしたが、諸工作が立て込んでいるため、現状のまま御案内致します。時代を広く室町と表記しましたが、研磨仕上がり次第で極めどころも左右される可能性がございます。
研磨を施し、内外共に保存鑑定を御受審下さい。
 
裸身重量499グラム。  拵に納めて鞘を払った重量745グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

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