袖山貞敏作之 昭和五十六年二月日 ~片手操作に適した一刀~

袖山貞敏作之 昭和五十六年二月日 ~片手操作に適した一刀~
袖山貞敏作之 昭和五十六年二月日
– Sodeyama Sadatoshi –
 
貞敏は越後新潟の金物鍛冶『「兼光』」で培われた確かな技術を継承した刀匠で、越後魚沼の雲龍子貞次に作刀を学びました。専ら実用刃物を手掛けていたためか、貞敏の作品は少なく、市場にも滅多に出てきません。
 
この刀は板目鍛えを主とし、元先の差が開いた上品な姿の作品。残念ながら大肌が目立ち、肌が粗い箇所やフクレが数か所見られるため、鍛錬疵を嫌う現代美術刀剣としては、その価値を低く評価せざるをえません。しかしながら刀としての用は成す一刀で、下地もしっかりとした美術研磨が施されているため、スッキリとしており、手持ちバランスが非常に良く、片手操作も楽々とこなすことができますので、居合、試斬抜刀用の刀をお探しの方にはうってつけの一刀です。刀剣趣味初心者の方にもお薦めです。お値段もお求め易い低価格で御案内致しますので、是非前向きに御検討下さい。
 
裸身重量689グラム。  拵に納めて鞘を払った重量979グラム。

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