肥前國河内大掾藤原正廣 ~贅を尽くした牡丹絞り塗りの拵~

 肥前國河内大掾藤原正廣 ~贅を尽くした牡丹絞り塗りの拵~
肥前國河内大掾藤原正廣
– Hizen no kuni Kawachi daijo Fujiwara Masahiro –
 
小板目肌良く練れて詰み地沸付く。小沸本位の匂口明るく冴え、直刃に小乱れ交え、小足・葉入り、湯走交え、沸が地に零れて飛焼のようになる。
 
付属の拵は牡丹絞り塗りと称される変わり塗りで、よくよくご覧いただくと、渦巻き状の模様が牡丹の花のように見えます。縁頭と鐺は四分一地の一作金具で、鐔は南蛮の霊獣唐草図。目貫は銀無垢の山椒図と、贅を尽くした高級な拵で、高禄の士の指料であったことが窺えます。切羽もすり替わることなく拵製作当時のオリジナルのまま。拵だけでも一人歩きできる価値ある逸品で、柄巻きは当店にて観賞用上柄巻きを施しております。
※正廣銘に関しましては首肯できかねますので、無銘刀としてお求めいただき、銘を潰して保存刀剣審査を御受審下さい。
 
裸身重量772グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,137グラム。

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