刀 無銘 大磨上古刀

刀 無銘 大磨上古刀
無銘
– Mumei –
 
小板目肌柾流れて肌立ち、淡く映り立つ地鉄に直刃を焼いた作品で、元の方には二重刃、三重刃を呈す等、大和色強い一刀。なかなかに面白い出来口なので、保存刀剣審査御受審をお薦め致します。
変色程度の錆が点在していますが、地刃の御観賞は現状のままでも可能です。
 
裸身重量956グラム。  拵に納めて鞘を払った重量686グラム。

一進斎藤原宗平作 文久三年八月日

一進斎藤原宗平作 文久三年八月日
一進斎藤原宗平作 文久三年八月日
– Isshinsai fujiwara Munehira –
 
すらりとした長寸で切先延びた刀で、地鉄は小板目肌詰むも少しく肌立ち、匂口明るい焼刃は、互ノ目や小互ノ目乱れ、金筋砂流等働き盛んで見所あり。刃中に小さな鍛錬疵が数か所見られますが、使用上には影響なく、手頃な価格で拵付きの長寸刀をお探しの方や、これから刀剣趣味を始められる方へ、入門用としてもお薦めの一刀です。お値段かなり頑張りました。この機会をお見逃しなく!!
未鑑定品につき銘の真贋保証はございません。
 
裸身重量759グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,039グラム。

鎌倉時代の大和の名刀 ~手掻~

鎌倉時代の名刀
無銘(手掻)
– Mumei(Tegai) –
 
手掻派は東大寺に所属した刀工集団で、東大寺西の正門、転害門の門前に居住していたことから、手掻と呼称されています。大和五派中最も規模が大きく繁栄し、且つ技量が安定している一派として知られ、手貝町、包永町などの地名を今に残しています。
手掻派の始祖は鎌倉時代中期の正応(1288)頃の包永で、名物『児手柏』(大正十二年の関東大震災で焼失)や岩崎家所蔵品の国宝、他に重要文化財6口が知られているものの、これらの指定品は磨り上げられて茎尻に二字銘が残されたものであります。手掻派を代表する刀工としては、他に包吉、包清、包友、包利などがおり、正宗十哲の一人、兼氏(初銘包氏)も手掻派に属したといわれており、同派は南北朝期を経て室町時代まで続き、南北朝時代までの作品を『手掻』、應永以降室町時代の作品を『末手掻』と呼称し、大和五派の中で最も沸が強く、地鉄が冴えるのが特徴とされています。
 
この脇指は元々二尺八寸はあったであろう太刀を大きく磨り上げたもので、注目すべきはその重ねの厚さ。研ぎ減りが殆ど無く頗る健全であることです。樋先が下がっていることから、棒樋は室町時代以降に掻かれたものと推測され、この脇指が太刀や刀で有った頃、いかにずっしりとした一刀であったかを物語っています。
 
小板目流れて柾がかり、良く練れて詰むも少しく肌立ち、地沸厚く付いて精美。匂口は極めて明るく冴え、焼き出し部分には一際明るく輝く金筋が、二重三重と重なり、中直刃調に僅かに湾れごころを交えた刃取りに、砂流や二重刃、打除風の刃に食い違い風の刃を交え、刃縁に大粒の沸が砂を撒いたように付いて、力強さを感じさせます。上記の如く出来頗る良い作品であり、これが二尺二寸を超える刃長で残っていれば、一発で重要刀剣指定を受けるであろう最高の作品です。家宝として御所持頂くにも恥じない名品を是非この機会にお求め下さい。
※元々刀であった頃のはばきを、磨り上げて脇指に直してからもそのまま装着しているようです。刀身に比してはばきがやや大きく感じられます。余力有る方は新たにはばきを誂えて全体のバランスも整えられると良いでしょう。
 
裸身重量490グラム。

お手頃な脇指の御紹介

お手頃な脇指
無銘
– Mumei –
 
小板目肌よく練れて詰み柾がかった地鉄に、匂口明るく冴えた小沸本位の直刃を焼き上げた作品で、刃縁に細かな金筋が見られます。帽子は直ぐに丸く、先火炎がかって返る。
一見うぶ中心に見えますが、焼き出しから大磨上無銘物と判断できます。うぶと磨り上げ物の勉強材料にはうってつけであり、これから刀剣趣味を始めまれる方にも無理なく御購入頂ける低価格での御案内です。
 
 
裸身重量430グラム。

お手頃な脇指の御紹介

手頃な脇指
忠光
– Tadamitsu –
 
杢目肌良く練れて詰み少しく肌立たい、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで刃中には砂流が顕著に現れ、金筋入った賑やかな出来映えの作品です。
一見磨り上げ物に見えますが、そのように見せた時代偽物で、これから刀剣趣味を始められる方には、磨り上げ物とうぶ物を見極める勉強材料としても最適。価格もうんと抑えて御紹介致します。
 
裸身重量389グラム。

修心流居合術兵法 東京道場稽古参加者の声

2月の東京道場での直伝稽古に参加されたA様からのメールを御紹介させて頂きます。

A様は現在、全剣連の高段者であり、指導に当たられる人物です。

現全剣連の居合に疑問を抱き、修心流居合術兵法の稽古に参加され、英信流の形の理合を知ってから、外部参加者として稽古に参加されておられます。

 

Aです。お世話になっております。
本日はご指導いただきありがとうございました。毎度のことですが、先生のご指導により、自身の修行の足りなさを痛感させられるとともに、新しい気付きをいただいております。
少し道場でお話したとおり、最近私は道場の先生だけでなく、講習会等にて全剣連範士八段の全剣連居合道委員に名指しで注意されたりしております。私自身まだまだ全剣連の悪癖があり、術理を体得できていないのが悔しいですが、本当に使える居合を習得し、いつか見返したいと考えています。
また、ご指導をお願いすることがあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします。


私から居合の術理を教わったAさんは、全剣連の居合の不合理を正したいと強く思われています。そのため現在は所属する道場や全剣連でも煙たがられる存在になっているとのこと。本物を目指す真摯な方が、こうして組織に潰されようとする光景はいたたまれません。

全剣連、全居連、大居連、日居連、その他各居合連盟所属の先生方、高段者で、私の居合を否定する方は、どうぞ遠慮なく修心館をお訪ねください。どちらの術理が武として優れているのか、私自身が証明して差し上げます。
居合はスポーツではありません。やるかやられるかの武が本質です。平和な今の時代だからこそ、とんでもない理合を説いても雲の上で胡坐がかけますが、実戦となれば即命を落とすことでしょう。

10日には福岡で居合の講習会を開催しますので、九州地区で英信流系居合を嗜む方、是非私の居合術講義を受講なさってください。根底からこれまでの技術、知識を覆して御覧に入れます。

竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日

竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日
竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日
– Takehana Ikkansai Shigehisa saku –
 
相州伝の名手、相州伝と備前伝の良いところを最大限に引出し融合させた鍛法で知られる竹花一貫斎繁久。昭和24年埼玉県生まれ。本名竹花久司。昭和45年、刀匠・酒井一貫斎繁政に師事。昭和52年、文化庁認定の刀匠となり、昭和53年に独立。昭和58年、埼玉県に鍛練所を開設。新作名刀展において、努力賞、優秀賞など数々の栄誉ある賞を受賞。平成19年には薫山賞を受賞。現在は全日本刀匠会理事。全日本刀匠会関東支部副部長を務める。
 
この短刀は三ツ棟で、小板目肌良く練れて詰み、少しく肌立つ。匂口明るく冴え、中直刃やや湾れ調に互ノ目足を焼き、刃縁良く沸づき、金筋砂流かかり、湯走ごころの刃を交えた作品で、桜を好む方からの註文であろうか、中心にも桜花が繁久刀匠自ら彫刻し、黒蝋塗の合口短刀拵にも、華やかなる桜花葉を金蒔絵されています。
拵の鞘には若干の傷みが見られるも、幸い黒蝋塗ですので部分補修が容易。附属の銀はばきは磨地の鏡面仕上げですので、拵に合わせて桜花を彫刻したり、貴家の御家紋を彫刻することが可能。お子様やお嬢様の御守刀として末長く御所持頂けるかと存じます。
※当店々主、町井勲が初のギネス記録更新(千本斬り)の際に使用した刀も、竹花一貫斎繁久の作でした。
 
裸身重量グラム212。  拵に納めて鞘を払った重量250グラム。

重則 昭和十二年二月日

重則
重則 昭和十二年二月日
– Shigenori –
 
佐藤重則。秋田市西馬音内住。戦時中には陸軍受命刀工として活躍し、聖代刀匠位列に於いては大業物関脇格にその名を連ねる昭和の名工の一人です。
 
この短刀は板目鍛えの地鉄が肌立ち、三ツ棟で、匂口明るく、腰刃を焼いて浅く大きく湾れた刃を焼き上げ、二重刃や湯走を伴い、金筋交え、物打辺りからは砂流顕著に現れた出来口の作品。指表物打刃中に小疵がありますが、その分お求め易い低価格にて裏年紀入り在銘の真面目な作品を御紹介差し上げる次第です。
これから刀剣趣味を始められる方や、手頃な価格で正真在銘作品をお探しの方にお薦めの一刀です。
 
裸身重量191グラム。

研磨仕上がり楽しみな拵入り脇指

研磨仕上がり楽しみな拵入り脇指
摂(以下切)
– Setsu –
 
大きく磨り上げられるも中心尻に『摂』の銘が残る。地刃の出来は冴えており、研磨後の姿が期待できる一刀です。
附属する拵の鐔は小西清季在銘の久留子紋透かし。
表記価格は殆ど金具代のようなものです。
安価で御案内差し上げるのは、物斬りに興じて頂くためではなく、この脇指を然るべき研磨を施し、保存刀剣審査も御受審頂いた上で、後世に大切に伝え遺して頂きたい思いからです。
御購入後の研磨や工作は是非当店に御用命下さい。
 
裸身重量473グラム。  拵に納めて鞘を払った重量663グラム。

修心流居合術兵法 町井勲直伝講習会の御案内 ~in福岡県~

3月10日(日)
@ 場所は福岡市内・周辺を予定(参加希望者に確認出来次第お知らせ予定)
 
講習会(居合・剣術・居合柔術)
1部 基礎クラス1 10:00―12:00
2部 基礎クラス2 13:30―15:30
3部 応用クラス 15:45―17:45
懇親会 18:30―
 
受講費(両日とも同じ)
1日コース 15000円+会場費(人数割)
2コマ講習 10000円+会場費(人数割)
1コマ体験 5000円+会場費(人数割)
*1コマ体験は、基礎クラス1が対象になります。
*応用クラスの参加には基礎クラス1か2参加が前提になります。
 
会場 :福岡市内・周辺を予定
 
持参する物 :模擬刀、木刀(鞘付きが望ましい)模擬刀がなくても木刀持参は必須。
 
服装は居合稽古着(無い人は、動きやすい運動着と博多帯) 申込先 :syuushinkan@nihontou.jp メール件名に「福岡稽古会」と明記してお問合せください。
 
講習概要:
• 基礎1
無双直伝英信流の初伝形から礼法、基本刀法(鯉口の切り方、抜刀、納刀、斬撃、水平斬)と身体の捉え方。剣術は、真向斬、袈裟斬、斬上げについて学びます。基本として、膝行、坐法、立ち方や半身の切り方。形としては、前敵、八重垣、請流、介錯、抜打を稽古予定。
• 基礎2
無双直伝英信流の中伝形から横雲、虎ノ一足、浮雲、颪、真向を稽古予定。
剣術では三角請、請流しなどの受けを予定。
• 応用クラス
基礎1・2を応用して組居合の形稽古。仕太刀、打太刀の組みで斬る、受けるの間合い稽古を実践に沿って学びます。