発言には責任を

つい先頃、ツイッターに於いて私の悪口で盛り上がっている人達を見かけました。

その人達の自己紹介文を見ると、全員が居合や古武道を齧っていたのですが、ごちゃんねるのような匿名性が高いものではなく、場合によっては個人特定も出来るSNSにおいて、一修行者が仮にも一流派の長に対する罵詈雑言を平気で記述する行為に呆れるばかりです。

言葉の重みを理解しない彼らに私は些か注意勧告したいと思いましたので、このブログに自分の思いを記述します。

 

今は令和の平和な時代であり、決闘罪があるため真剣で立ち会うなんてこともできません。

ちょっと胸倉掴んだだけでも暴行として検挙される時代です。

言わば法に守られるということを楯に、言葉や文字なら良いのかと好き勝手書く行為は如何なものでしょうか?

私は時に、他流や個人への批判を行うことがありますが、その発言には責任をもって発しています。

今回問題にする人達は、批判した相手が立合を求めてきても対応するだけの腹づもりと覚悟があるのでしょうか?

また、立ち合えるだけの技量をお持ちなのでしょうか?

私は時代錯誤な性格なので、“批判できるだけの技量と強さを持ち、筋が通っているのであれば、批判すれば良い”と考えるタイプなのですが、彼らのツイートを見る限りでは技量高き者とはとても思えませんし、自分の発言に責任を持つことすら出来ないようです。

先にも記述しましたが、他所の道場の一門下生である立場の者が、他流の長を批判する愚考に呆れます。

所属する道場や先生、同門の者達に迷惑をかけることになるという危機管理感すら欠如している。

私は偏屈な変わり者ですし、世の中には私以上にバリバリの武闘派の先生方もおられます。そう言った人達が本当に当人を訪ねて行くなんてことを微塵にも考えていないから、軽々しい発言ができるのではないでしょうか?

私を含め、武道や武術を齧る者の中には、自分が強くなったと勘違いする人が多々現れます。思い込むのは勝手ですがせめて言葉には責任を持ちましょう。訪ねてこられて困るようなら最初から無用な発言はしないでおきましょう。

一流派や一個人の批判を大々的に行いたいなら、せめてそれ相応の技術を習得し、独立してからにしませんか? 先生や先輩や一門に迷惑をかける行為は慎みましょう。

発言には責任を」への2件のフィードバック

  1. まさにその通りと考えます。
    私も中国武術の道場を構える者として、
    同意見ですし、自分の弟子がそのような事をしたら、戒めるしその先生に先ず詫びを入れる。
    町井先生のお怒りはごもっともですが、
    これで相手も懲りたことでしょうし、
    さしでがましいようですが、許してやっても良いのでは、?とも思います。

    • 過去、私の門弟の中に私の前で他流の長の批判をした者がおりました。
      即私は彼に言いました。
      「君はその先生が君の発言を聞いて立合を求めてきたら受けるだけの技量と根性があって言っているのか? それができないなら容易く他流の長を批判するな。」
      と。

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