兼□作 ~皆焼ごころの末古刀短刀~

兼□作 ~皆焼ごころの末古刀短刀~

兼□作
– Kane□ –
 
杢目肌よく練れて先の方には大粒の地沸が付き、匂口明るく冴えた焼刃は直刃基調に小湾れを交え、刃縁には盛んに大粒の沸が付き、湯走交じり、返りの下を大きく棟焼とし、皆焼がかった出来口を示しています。
銘文は三文字で、兼と作が確認できますが、二文字目が判読できないものの、美濃の刀工による作であることは地刃の出来からも推測できます。真面目な末関系の短刀ですので、保存刀剣鑑定も是非御受審下さい。
 
裸身重量119グラム。

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