高塚正秀による大小刀の御紹介

高塚正秀による大小刀の御紹介
高塚正秀作 為山本節治氏之鍛 昭和五十年一月吉日
– Takatsuka Masahide –
高塚正秀作 為山本節治氏之鍛 昭和五十年二月吉日
– Takatsuka Masahide –
 
高塚正秀は元陸軍受命刀工で、戦前は正次と銘し、昭和16年の新作日本刀展覧会では、第二席(準國工)に指定され、昭和17年の栗山彦三郎氏による現代刀匠の暫定位列表でも、上工の上位、良業物、大関格に指定されるほどの高い評価を得ました。戦後は正秀と改銘し、兵庫県尼崎で長年槌を振るい活躍しました。
 
この大小刀は山本節治なる人物からの註文に応じて鍛えたもので、焼き出し部分を大小共に焼き落としとし、中直刃調の浅い湾れを、匂口明るくふんわりとした感じで焼き上げた作品。地鉄は小杢目が良く練れて詰み精美。帽子は大小共に直ぐに丸く鑑返っています。
 
附属の拵は註文主である山本節治氏の好みによるものでしょう。金具は掟通り大小共に同図柄の大小金具を用い、鞘は黒篠塗で黒を基調とした渋い仕立てになっており、はばきも大小共に同じ仕事の物が添えられています。
 
観賞用として、また、武用刀としてもお楽しみ頂ける正秀の真面目な大小を、お求め易い価格でご提供致しますので、この機会に刀剣趣味人憧れの大小を是非ご入手ください。
 
(大)裸身重量914グラム 鞘を払って1224グラム。
(小)裸身重量534グラム 鞘を払って803グラム。 

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