水心子正秀(花押)刻印 文化十二年八月日
– Suishinshi Masahide –
銘に関しては首肯できかねますので新々刀無銘物としてお求めください。
この刀は中切先延びた鋭い姿で、小板目良く練れて詰んだ地鉄に、湾れ刃を匂口明るく焼き上げた作品で、刃縁には細かな砂流が見られます。腰元に彫られた太い腰樋がなんとも印象的な一刀です。
今回、この刀に研磨を施さず、畳表を斬った状態のままでご紹介さしあげたのは、恐らく史上初となるであろう、産業用ロボットによる連続試斬に使用されたのが本刀であるためです。
数年前ネットでも話題になりました安川電機のロボット、motomanによる千本斬り動画。あの収録でmotomanが握っていた刀こそこの一刀です。本刀の凄まじい斬れ味については、下記リンクより動画でご確認下さい。
御所持頂くと刀友とのお話のネタになること間違いなし!!
附属の拵は当店にてこの度新調致しました。柄の芯出し、刀身との芯合わせも店主町井勲監修の下、しっかりとしております。
裸身重量774グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1042グラム。