三好伊豆守源直國 寛政十年八月日 ~助直門、助廣孫弟子~

三好伊豆守源直國 寛政十年八月日 ~助直門、助廣孫弟子~
三好伊豆守源直國 寛政十年八月日
– Miyoshi Izu no kami Minamoto Naokuni –
 
直國は助直に学んだ刀工で、名工として名高い助廣の孫弟子に当たります。銘鑑を見るに享保頃から活躍していたようで、本作の年紀から計算するとかなり長寿の人物であったようです。
 
この刀は鎬造、庵棟、元先の差は目立たず、中切先延びた力強い造り込みで、鎬幅は狭目で、斬り込んだ際の抜けの良さを感じさせます。地鉄は小板目杢交じりで柾流れ、所々に大肌を見せ、小沸本位の湾れ調互ノ目乱れを焼き、刃中には足が入り、金筋、砂流かかり、先に行くに従い匂口は締まって尖り互ノ目を交え、帽子は表裏共に直ぐに表は丸く、裏は大丸で焼き詰め風となっており、茎仕立と銘振りは、祖師の助廣や師である助直を感じさせます。
※切先フクラに当て傷があります。御希望の方には部分研磨2万円(税別)にて承ります。
 
裸身重量709グラム。
 

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