無銘(直江志津)

無銘(直江志津)
– Mumei(Naoe Shizu) –
 
 
美濃国志津の地に、正宗十哲の一人に挙げられる兼氏が来住して一派は栄えましたが、後に兼氏の門人である兼友・兼次・兼重・兼信らは同国直江の地に移住して作刀したため、彼ら一門の刀工達を一括して直江志津と呼称しており、師である兼氏に似た作風を示すも、砂流が目立つところに特色があります。
 
この刀は製作年代は南北朝を下らない直江志津と鑑て良さそうな出来口。地金は杢目肌、刃縁柾がかり、淡く映りごころが見られ、地景入る。刃文は直江志津らしい砂流が顕著に現れた湾れ調子の互ノ目乱れで、刃縁は変化に富み、匂口は深く、棟区より少し上の棟に誉れ傷も見られ、古刀然たる優れた出来且つ浪漫溢れる優刀です。
当店にて研磨を施しました。研ぎ上がったばかりの地刃の冴えを存分にお楽しみください。
 
尚、近頃の鑑定では無銘物の極めが何度も変わる傾向にありますので、思ったところで極めが付かなかった場合は諦めず、何度か再鑑定に出されて下さい。
 
裸身重量573グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

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