備州長船忠光 明應八年二月日

備州長船忠光 明應八年二月日
– Bishu Osafune Tadamitsu –
 
 
長船忠光は勝光・宗光等と並ぶ末備前を代表する刀工で、彦兵衛尉・修理亮・九郎左衛門・平右衛門尉等の俗名を冠する諸工がおり、総じて末備前の中では直刃の上手として知られる名工です。
 
この脇指は程好く元先の差が付き、切先は延びごころ。地鉄は杢目肌が良く練れて詰んで精美で、淡く映り立つ。刃文は匂口締りごころに小沸ついた中直刃を焼き上げており、刃縁には金筋や稲妻が見られ、細く打除風の刃をも交えた、まさに直刃を得意とした忠光らしい出来口を示しています。刀身には疵や欠点は無く、研磨を施せば特別保存刀剣の認定を受けると思われます。
 
附属の拵は今や貴重な完全なるうぶ品。切羽の一枚に至るまですり替えなく、当時のままのオリジナル。鞘に目立つ凹みもなく状態は頗る良好。縁頭に栗形、返角に指裏の瓦に至るまで全て一作金具。小柄も失われることなく添えられているのが非常に好ましい。こちらも特別保存刀装の認定を受けることでしょう。
 
裸身重量344グラム。  拵に納めて鞘を払った重量544グラム。
 
 
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