盛光(加州)

盛光(加州)
– Morimitsu(kashu) –
 
 
加州盛光は南北朝時代の中期も後半に入る應安頃に活躍しました。数代あるのか室町前期にも加州盛光と鑑せられる作品が見られるため、本刀も應永頃の作と鑑せられる可能性がありますことを予めご承知おき下さい。
 
この脇指は身幅の割に重ねが薄く感じられる造り込みで、純粋に南北朝期の作品と鑑ても良さそうに感じられます。地鉄は杢目肌が良く練れて詰み、特に黒味がかった鉄交じり、経年による研ぎ減り等も影響してか、肌に荒れが感じられるところが惜しまれるも、互ノ目乱れを焼き上げた刃文は見事なまでの刃中の働きが見られ、互ノ目の谷を幾重もの金筋や砂流がつなぎ、その様はあたかも霞がかった早朝の山々を見るようで幽玄さを感じさせます。
当店にて研磨済みです。研ぎ上がったばかりの地刃を御堪能下さい。
※本刀は研磨前の錆身の状態で、既に日本美術刀剣保存協会より正真とのお墨付きを頂いております。
 
裸身重量295グラム。
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

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