無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の差程好く開き、切先延びた豪壮な造り込み。地鉄は小板目杢交じりでよく練れて詰み、地景入る。刃文は匂口明るく、小互ノ目丁字を巧みに焼き上げており、刃縁には砂流や金筋・稲妻、打除風や湯走風の刃を交える等、変化に富んだ働きを見せ、帽子は直ぐ調に乱れて砂流、掃掛を伴いつつ先丸く返る。
 
附属の陸軍九八式軍刀は、特殊形状の石突金具が添えられた若瀬式の逸品で、金具の通し番号はすべて『三一四』で揃った完璧なオリジナル。駐爪金具にも『三一四』の数で筋が刻まれています。鞘には特筆すべき凹みも無く状態は良好。刀身の出来も良い若瀬式軍刀を是非この機会にご入手下さい。
石突金具の文字:『実用新案特許』『第213917番』
 
裸身重量703グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,072グラム。
 
 
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