刀 無銘 ~手持ちバランス良い一刀~

刀 無銘 ~手持ちバランス良い一刀~
無銘
– Mumei –
 
元先の幅差開いて中切先やや延びごころ。地鉄は小板目杢交じりでよく練れて詰み、地景入る。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、刃中には足が頻りに入り、砂流かかり、鋩子は直調に先丸く返る。元は在銘だったようですが、現在は銘を消されて無銘になっています。
指裏中央より少し上の棟角に実戦による誉れ傷があり、歴史浪漫を感じさせます。
 
附属の拵は象嵌見事な肥後金具で、目貫は竹に虎図。柄にガタツキはありませんが、武用刀としてお使いの場合は、簡易武用柄の新調をご用命頂くか、元柄の補修をお薦め致します。お気軽にご相談ください。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、片手操作にも適しています。
 
裸身重量803グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,058グラム。

うぶ脇指 ~研磨仕上がりが楽しみな一刀~

うぶ脇指 ~研磨仕上がりが楽しみな一刀~
無銘
– Mumei –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/750/00.html
 
刃長の割に身幅広く、元先の差程好く開いて中切先やや延びごころ。重ねもしっかりとした豪壮な脇指です。現状では地鉄の詳細は記述出来かねますが、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、刃縁よく沸付き、砂流や金筋が看取できます。鋩子は表裏共に焼きたっぷりと直ぐに先丸く返っています。
現在のところ特筆すべき疵欠点は見られず、研ぎ上がりが期待できる一刀です。諸工作費用がかかりますので、その分お安くご案内致します。
 
工作代金参考価格
並諸工作渡し… 239,250円(税込)
中上諸工作渡し… 289,600円(税込)
上諸工作渡し… 330,000円(税込)
 
裸身重量482グラム。

完全うぶ外装入りの脇指 ~兵庫県のと某寺院からのうぶだし~

完全うぶ外装入りの脇指 ~兵庫県のと某寺院からのうぶだし~
無銘
– Mumei –
元は刀であったものを大きく磨り上げて脇指に仕立て直したものと鑑せられます。現状では元先の幅差さほど開かず、中切先やや延びごころ。錆のため詳細なる地刃の解説は難しいですが、刃文は匂口締まった互ノ目乱れで、互ノ目の中を丸くくり抜いたような、所謂蛇の目刃が見られます。鋩子も現状では判然としないものの、直ぐに先丸く返っているようです。

附属の拵は切羽一枚に至るまで、すり替えられることなく今日に残ってきた完全なるうぶ拵で、柄巻きのみ経年劣化により傷んでいたため、当店にてしかるべき職方の手で巻き直しました。柄にがたつきはありません。

特筆すべき疵欠点も無さそうですので、研ぎ上がりが期待でき、内外共に保存審査を御受審頂きたい一刀です。

研磨代金参考価格
並研磨… 85,250円(税込)
中上研磨… 136,400円(税込)
上研磨… 165,000円(税込)

裸身重量431グラム。  拵に納めて鞘を払った重量620グラム。

脇指 兼元

脇指 兼元
兼元
– Kanemoto –
 
元先の幅差程好く開き、杢目肌で刃縁と鎬地柾となり、肌立つ。刃文は匂口明るく冴えた丸みを帯びた三本杉で、刃中に砂流がかり、鋩子は乱れ込んで先丸く短く返る。
未鑑定刀につき銘の真贋保証はございません。運が良ければ後代兼元で鑑定がつくかも知れませんが、現状では無銘としてお求め頂ければと思います。
 
附属の拵はうぶながら柄にガタツキがあります。工作が得意な方は御自身で経木を貼って頂き御修繕ください。当店に依頼される場合は5,500円(税込)にて承ります。
 
裸身重量302グラム。  拵に納めて鞘を払った重量524グラム。

二尺三寸 無銘寛文新刀

二尺三寸 無銘寛文新刀
無銘
– Mumei –
 
元先の幅差開いて中切先。所謂寛文新刀体配。小板目鍛えの地鉄は柾流れ、細かな地景入る。刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、下の方は匂口沈む。互ノ目の焼頭が幾つかに割れ、細かな小互ノ目を呈し、砂流随所に見られ、鋩子は直ぐに先丸く返る。
 
裸身での重心は刀身中央より手元寄りなので、これに鐔や柄を装着すれば更に手元重心となって扱い易そうな絶妙なるバランス。
拵やはばき等、自作される方は現状(刀身のみ)の販売ですとかなりお得です。
既製品の鞘に納まりますので、安価にて簡易武用拵の製作が可能です。銀はばきと簡易武用拵を新調した場合の総額は242,000円(税込)となりますが、この価格も超お買い得です!!
 
参考価格
銀はばき 30,000円  素銅はばき 25,000円
店主町井勲監修簡易武用拵製作 70,000円
※いずれも税別
 
裸身重量729グラム。

鐔一点追加致しました ~野馬図~

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おはようございます!
今日は生憎の天気で気分も下がりがちですが、鐔一点追加しております(^^)/
雨でもお家で観れるのです!(*´∀`*)ワーイ♪

無銘 ~在りし日の大日本帝国海軍の威光を現代に伝える名品~

無銘 ~在りし日の大日本帝国海軍の威光を現代に伝える名品~

無銘
– Mumei –
 
元先の幅差程好く開いて中切先。杢目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入った綺麗な地鉄に、匂口明るい尖りごころの互ノ目を焼き上げ、刃中には金筋や砂流が看取され、鋩子は現状では判然としないものの、直ぐに丸く返っているようです。
 
附属の拵は在りし日の大日本帝国海軍の威光を今尚輝かしく放つ太刀型軍刀拵で、ご覧の通り未使用と称しても過言ではない保存状態の良さ。旭日を連想させる大切羽は二色仕上げで気品漂い、刀緒の状態も頗る良い。
時代物の刀身を軍刀として仕込んでいることからも、高級将校の所有であったことが窺え、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、当然のことながら柄には一切のがたつきがありません。
京都の旧家からのうぶ出しの名品!! これだけ保存状態が良い高級海軍刀はそうそうお目にかかることはありません。見つけた今が御購入のチャンスです!!
 
裸身重量675グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,098グラム。

バランス良い刀です

バランス良い刀です
無銘
– Mumei –
 
元先の幅差頃好く開き、切先やや延びごころ。表裏に刀樋を掻き流す。地鉄は小板目杢交じりでよく練れて詰み、中直刃仕立てで足が入って小乱れを成し、葉頻りに入り、些か大和の金房を思わせる出来口で、鋩子は表裏共に直ぐに掃きかけて丸く返る。
 
附属の拵は鞘に割れは無いものの、塗りの剥離が見られ、それをおさえるために前所有者によって半透明のテープが巻かれています。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、片手操作にも適しています。現状では柄にがたつきがありますが、経木を添えることで改善できますので、工作自慢の方はご自身で直されると良いでしょう。柄糸に緩みを感じるので、将来は巻き直しをなさってください。鞘は合わせ物ではなく、本刀のために手作業で造られた本鞘です。
見栄えが悪いでしょうが、単に武用刀として楽しまれる場合は、鞘は現状のままで柄のみ修理または新調されると良いでしょう。
 
参考までに本刀をより良く楽しむための諸工作代金を明記致します。
鞘塗り直し(黒蝋または黒石目)…13,000円
柄のガタ直し及び柄糸巻き直し(木綿)…15,000円
店主町井勲監修簡易武用柄を新調される場合…30,000円
※いずれも税別です。
 
裸身重量814グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,134グラム。

かっこいい半太刀拵

かっこいい半太刀拵
長曽祢興正
– Nagasone Okimasa –
 
元先の幅差さほど開かず中切先やや延びる。地鉄は小板目柾流れ、刃文は匂口沈んだ直刃で、鋩子は直ぐに先丸く返っているようです。
兵庫県下の旧家からまとめて出てきました刀剣類の中の一振で、戦後のGHQからの刀狩りから刀剣類を守るため、刀身にニスのような物を塗り、防錆していたため、現状ではその染みが目立ちますが、地刃の鑑賞は可能です。
当然のことながら興正銘は首肯できるものではありませんので、無銘の短寸刀(長寸脇指)としてお求め下さい。
 
附属の半太刀拵は金具が多く、切羽は菊花の金着せで、本刀を帯びていた武士の本刀への愛着を感じさせます。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く使い勝手の良さも考えられていることに気づきます。柄にがたつきはありませんが、経年劣化による柄糸の締めが弱くなっている分、故意に左右に振ると柄に揺れを感じますが、こちらは将来柄糸を巻き直すことで自然と直ります。
拵が立派なので、当店にて拵に保存刀装鑑定を受審し、その後研磨を施してから販売するか悩み、数年間在庫として寝かせておりましたが、一旦現状のままご紹介する次第で、研磨は特別に10万円(税込)にて承りますのでお気軽にご用命下さい。
※どこからどう見ても半太刀拵なのに、打刀拵と鑑定書に記載されている点には些か疑問を感じずには居られません。
 
裸身重量604グラム。  拵に納めて鞘を払った重量925グラム。

源清麿一門と思しき一刀

源清麿一門と思しき一刀

源清麿
– Minamoto no Kiyomaro –
 
元先の幅差程好く開いて切先延びた豪壮な造り込み。地鉄は小板目杢交じりでよく練れて少しく肌立ち、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、本歌清麿に通じる派手な砂流と長い金筋が見られ、鋩子は表裏共に乱れ込み、先丸く返る。
清麿銘に関しては首肯できかねるものの、作風から清麿一門の作ではないかと鑑せられます。銘を潰して無銘とし、本来の作者極めを貰うも良し、現状のまま清麿風の出来口を楽しむも良し。
 
附属の拵は柄を蛇腹巻きに仕上げた手が込んだ造りで、鞘には雲文が闇蒔絵されており、玄人好みの渋さを感じさせます。柄にがたつきは無く、鞘を払って構えてみると、刀身中央から手元にかけての重心でバランスが良く、扱いやすさを感じさせます。
※銘消しご希望の方はお気軽にご相談下さい。
 
裸身重量789グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,097グラム。