無銘 ~沸出来の妙味~

無銘 ~沸出来の妙味~
無銘
– Mumei –
 
元先の幅差開いて切先延びごころ。地鉄は小板目よく練れて詰み、地沸厚く付いて精美。刃文は匂口極めて明るく、互ノ目乱れを躍動感たっぷりと焼き上げ、太い砂流が見られ、丁字刃交じり、大粒の沸が刃縁を包んで鎬に向かって煙り込み、まさに沸出来の妙味を晒し出す力強い出来口を誇っています。
物打辺りの棟に切込傷があり、歴史浪漫を感じさせる一刀です。茎には銘を消した痕跡が見られます。是非とも保存刀剣審査を御受審下さい。
銀はばきと白鞘を新調してお納め致します。
 
裸身重量514グラム。

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