摂州住人秀久作 平成七年十二月日 ~拵新調渡し 手持ちバランス良い一刀~

摂州住人秀久作 平成七年十二月日 ~拵新調渡し 手持ちバランス良い一刀~
摂州住人秀久作 平成七年十二月日
– Sesshu junin Hidehisa –
 
秀久刀匠は兵庫県宝塚市にて槌を振るい、華やかな丁子乱れの作を好んで鍛えました。斬れ味が良いと定評ある刀工です。
 
この刀はもと先の幅差頃好く開き、表裏に刀樋を掻き流しとし、地鉄は小板目が良く練れて詰み、地沸付いて精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目丁字乱れで、刃縁や刃中には砂流が見られ、太く短い足入り、蟹爪刃の如き刃も交じる。鋩子は表裏乱れ込んで先丸く返る。
手元重心でバランスが良く、拵にかければ更にバランス良くなり、片手操作に適した武用刀としても活躍してくれることでしょう。
 
※写真の拵は同図柄の金具を用いた別の刀の拵です。木綿柄巻仕上げにてお納めします。
 
裸身重量724グラム。  拵に納めて鞘を払った予想重量980グラム。

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