【「美の壺・選」放送日】File511 魂宿る刀剣(初回放送2020/9/4)
【Eテレ】7/13 水曜 前 5:30~ 5:59
見逃した方も、既に御覧になられた方も、是非御覧下さい。
TEL.072-759-6529
〒666-0004 兵庫県川西市荻原三丁目一番十六号
【「美の壺・選」放送日】File511 魂宿る刀剣(初回放送2020/9/4)
【Eテレ】7/13 水曜 前 5:30~ 5:59
見逃した方も、既に御覧になられた方も、是非御覧下さい。
この刀は元先の幅差頃好く開いて切先延びごころ。腰元より少し上から反り始める所謂先反り姿であり、太刀と刀を併用した体配をしている。表裏に腰樋を掻き流しており、表は二本腰樋、裏は単に腰樋となっている。杢目鍛えの地鉄はよく練れて詰むも、所々肌立って淡く映り立ち、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、刃中には砂流が顕著に見られ、逆がかった互ノ目や尖りごころの互ノ目を交え、帽子は横手上迄乱れ込み、先直ぐに丸く返っています。
附属の拵は柄にガタツキ無くしっかりとしており、縁頭と目貫は菊花図で揃えられ、柄巻きは細い皮を四本で組み上げている。切羽は銀無垢の地金にて本刀に合わせて作られた真面目な物であり、鞘に施された丸に笹竜胆紋の高蒔絵がアクセントを加え、大振りの鉄地雲龍図鐺が更なるインパクトを与えます。白鞘と継木が付属しているのも高評価。
居合等の稽古に使用されることを目的とされる方には、33,000円にて武用柄を製作致します。
裸身重量784グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,006グラム。
※委託品
https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/1094/00.htm
喜多川氏。喜多河とも切銘する。はじめ秀典と名乗り同人。優工である。京都の出身であるという。この一派は世に彦根彫りと呼ばれ、当時流行し広く世人に愛好された。『装剣奇賞』に宗典を喜多川氏二代目、江州彦根の人と記して、二代宗典の存在を認めているが、これは秀典を初代として、宗典を二代とみなしたものとも考えられる。とりあえず初二代同人説を採用して後学の資料の出現に待つ。また同書に「藻柄子(そうへいし)と銘す。しかるに世俗或いは誤ってモガラシと読む者あり、一笑にたえたり」と述べている。
宗典は銘文にも作位にも変化が多く、75歳以上の長寿を全うして活躍した。彦根藩の川北氏の扶持を受け後援されたと一本に記す。美濃国出身説もある。門弟も多く養成したため、後代の偽物の混入も少なくない。近江国彦根中薮住。延享・寛延頃。
https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/list.htm
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