勝壽 明治二年八月日(越後)
– Katsutoshi –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/289/00.html
脇田勝壽、越後国新発田に住し慶応頃に活躍した刀匠で、竜運斎と号して、初め、竜運斎脇田義輝などとも刻銘しました。後に銘を改めてからは、竜雲斎勝壽、竜雲斎脇田勝壽などと刻銘しています。
月山貞一の門人に竜雲斎を名乗る刀匠がおり、月山に由縁ある刀匠なのかも知れません。
本刀は、小振りな造り込みで、懐剣や御守刀として鍛えられたものであることが窺がえます。
地鉄はよく練れて詰み、少しく肌立ちごころ。小沸本位の互ノ目乱れを焼き、刃縁の随所に砂流がかかって、霞たなびく山々の風景を連想させます。
※委託品
裸身重量96グラム。 拵に納めて鞘を払った重量132グラム。