肥前住播磨大掾藤原忠國 ~脇肥前を代表する名工~

肥前住播磨大掾藤原忠國 ~脇肥前を代表する名工~

□□住播磨大掾藤(以下切)(藤原忠國)
– □□ Harima Daijo Fuji(cutted below)(Tadakuni) –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1526/00.html

忠國は初代忠吉の弟である吉家の子で、名を橋本六郎左衛門と言いました。初名は廣則。寛永11年に播磨大掾を受領し、忠國と改名します。はじめ播磨大掾の磨を摩と刻銘し、作品は寛永頃から寛文にかけて残されています。老後は播磨入道休鉄と称し、播磨大掾藤原忠國、肥前住播磨大掾藤原忠國、肥前住播磨入道藤原休鉄などと銘切りしました。
彼は肥前国の脇肥前と呼称される一派の中でも特に抜きん出た存在であり、虻の目と言われる独特の互の目刃を焼くことで有名な刀工です。

この刀は磨り上げられて銘の一部を失うも、元先の幅差開いた上品な姿を留めており、地鉄は小板目がよく練れて詰み、地沸付いて地景入り、刃文は匂口明るく冴え、湾れ調子に互ノ目を交え、足入り、細かな砂流が見られ、金筋入り、湯走を見せ、鋩子は直ぐに先丸く返り、手元重心でバランスが良く、美しさだけではない実用の美を感じさせます。
特筆すべき鍛錬疵も無く、特別保存刀剣鑑定も合格するものと思われます。出来は本当に良く、磨り上げられた事と、明治期にサーベル拵にかける都合で、茎の棟方を落とされていることこそが惜しまれるものの、刃長は二尺三寸としっかりあり、鑑賞刀としての力は十二分に持ち合わせています。
現状では目立たぬ程度の曇りが見られますが、現状でも鑑賞に支障はございません。既製鞘に納まりますので、店主町井勲監修の武用拵を新調してお納めすることも可能です。手元重心でバランスが良いので、

裸身重量630グラム。

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