筑州住國光作 平成三十年十一月日 ~軽く使いやすい居合稽古に適した実用兼備の一刀~

筑州住國光作 平成三十年十一月日 ~軽く使いやすい居合稽古に適した実用兼備の一刀~

筑州住國光作 平成三十年十一月日
– Chikushu ju Kunimitsu –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1549/00.html

本名小宮早陽光。國治刀匠の三男で國天刀匠の叔父。新作刀展では数々の入賞経験を持つ実力派の刀匠で、福岡県在住大牟田市在住。國光二代。

この刀は元先の幅差頃好く開いて中切先。地鉄は小板目よく練れて詰み地沸付き、刃文は匂口明るく冴えた湾れ調子の互ノ目乱れで、足よく入り、刃縁に細かな砂流見られ、刃中には葉入り、地鉄に沿って渦巻状の肌が見られ、鋩子は横手上で少し湾れ込んで先大丸に返る。特筆すべき疵欠点無く、鑑賞刀としても申し分無い出来口を誇る。

附属の拵は製作されてから居合等に使用された形跡が見られず、非常にコンディションが良く、柄にガタツキ無く、鐔鳴りもありません。金具は縁頭、目貫、鐔、鐺、全てが梅の図で統一されており、鞘は印伝風の刷毛目塗りといった贅沢な変わり塗りが施されています。
短目の武用刀をお探しの方、高齢者や非力な女性や少年用武用刀としても、また、出来良い一刀なので美術鑑賞刀としてもお薦めです。
※居合の稽古で鯉口が緩くなることを考慮し、鯉口はかなりキツく造られています。写真撮影時には無理に押し込んで鞘を傷めぬよう、敢えてはばきを完全に鞘に納めない状態で撮影しております。

裸身重量547グラム。  拵に納めて鞘を払った重量819グラム。

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