無銘(兼植) ~地鉄精美~

無銘(兼植) ~地鉄精美~
無銘(兼植)
– Mumei(Kanetane) –
 
本刀の作者である兼植は室町時代に美濃で活躍した刀工。
元よりやや上から反り始める所謂先反り姿の末古刀。帽子やや延びて鋭さを感じさせ、この頃の美濃物に肌が立つ物が多い中、本刀は入念に鍛えられた杢目肌がよく詰んで精美。匂口は明るく、刃中には葉や砂流、足が入り、物打辺りでは飛焼も見られ、華やかな出来口を誇る作品です。
 
附属の拵は鞘の痛みも殆ど皆無で状態が良く、刀身と共に特別貴重の認定書が交付されています。
現状ではあばた状に変色程度の錆が点在していますが、このままでも地刃の観賞は可能。しかしながら地鉄が非常に良い作品なので、是非とも上研磨を施してお楽しみ頂きたく、研磨代を考慮した価格にて御案内致します。
 
裸身重量784グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,049グラム。

本当に実戦を潜り抜けてきた刀

本当に実戦を潜り抜けてきた刀
無銘
– Mumei –
 
杢目肌刃縁柾がかって肌立ち、淡く映り立った地鉄に尖り互ノ目を焼き上げた作品。
己の武勲を誇示すべく、刀傷を棟や棟角に付けた刀が殆どで、実戦によってついた本物の誉れ傷は極稀ですが、この刀についている誉れ傷は間違いなく実戦によって付いたものです。余程の腕達者の愛刀だったようで、鎬を用いて上手に敵の刀を受け流しています。刀身の中央に二箇所。中央よりやや上のところにも二箇所受け流しによる受け傷があります。私(店主 町井勲)の経験では、受け流した際には相手の刀が流れる際に2~3の傷が付くもので、単に一つだけしか傷がついていないものは、後から故意に付けられた刀傷だと断言して良いでしょう。この刀には受け流しの他に、敵の刀を摺り上げた後も棟に3か所程有り、間違いなく実戦で使われた痕跡が窺えます。
上述の通り、誉れ傷ある刀の殆どが、作為的に付けられているのに対し、この刀のように本当に戦場を潜り抜けてきた刀の存在は大変貴重です。
実戦に於いて、どのような形状で敵の刀による傷が付くのか、非常に興味深い戦国浪漫を感じさせる好資料となる一刀です。
樋は後の時代に掻かれたものですが、深く掻いて極限まで軽量化されていますので、手に取った際のバランス良さに驚かれることでしょう。柄は革巻きで握り良いです。
 
裸身重量515グラム。  拵に納めて鞘を払った重量773グラム。

刀 無銘 ~お求め易い低価格~

刀 無銘
無銘
– Mumei –
 
小板目肌柾流れて肌立つ。湾れ調子の刃取りの乱れの山に互ノ目足入り、匂口明るく冴え、金筋入る。
美観を損なう長い鍛え筋がありますが、居合や抜刀用の御刀として用いる分に支障はございません。刀剣趣味初心者向け観賞刀として御所持頂くのもお薦めです。
※武用刀としてお使いの場合は、鐔の責金、柄の調整をお薦め致します。(2万円程でできます)
 
裸身重量645グラム。  拵に納めて鞘を払った重量948グラム。

刀 無銘 大磨上古刀

刀 無銘 大磨上古刀
無銘
– Mumei –
 
小板目肌柾流れて肌立ち、淡く映り立つ地鉄に直刃を焼いた作品で、元の方には二重刃、三重刃を呈す等、大和色強い一刀。なかなかに面白い出来口なので、保存刀剣審査御受審をお薦め致します。
変色程度の錆が点在していますが、地刃の御観賞は現状のままでも可能です。
 
裸身重量956グラム。  拵に納めて鞘を払った重量686グラム。

一進斎藤原宗平作 文久三年八月日

一進斎藤原宗平作 文久三年八月日
一進斎藤原宗平作 文久三年八月日
– Isshinsai fujiwara Munehira –
 
すらりとした長寸で切先延びた刀で、地鉄は小板目肌詰むも少しく肌立ち、匂口明るい焼刃は、互ノ目や小互ノ目乱れ、金筋砂流等働き盛んで見所あり。刃中に小さな鍛錬疵が数か所見られますが、使用上には影響なく、手頃な価格で拵付きの長寸刀をお探しの方や、これから刀剣趣味を始められる方へ、入門用としてもお薦めの一刀です。お値段かなり頑張りました。この機会をお見逃しなく!!
未鑑定品につき銘の真贋保証はございません。
 
裸身重量759グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,039グラム。

鎌倉時代の大和の名刀 ~手掻~

鎌倉時代の名刀
無銘(手掻)
– Mumei(Tegai) –
 
手掻派は東大寺に所属した刀工集団で、東大寺西の正門、転害門の門前に居住していたことから、手掻と呼称されています。大和五派中最も規模が大きく繁栄し、且つ技量が安定している一派として知られ、手貝町、包永町などの地名を今に残しています。
手掻派の始祖は鎌倉時代中期の正応(1288)頃の包永で、名物『児手柏』(大正十二年の関東大震災で焼失)や岩崎家所蔵品の国宝、他に重要文化財6口が知られているものの、これらの指定品は磨り上げられて茎尻に二字銘が残されたものであります。手掻派を代表する刀工としては、他に包吉、包清、包友、包利などがおり、正宗十哲の一人、兼氏(初銘包氏)も手掻派に属したといわれており、同派は南北朝期を経て室町時代まで続き、南北朝時代までの作品を『手掻』、應永以降室町時代の作品を『末手掻』と呼称し、大和五派の中で最も沸が強く、地鉄が冴えるのが特徴とされています。
 
この脇指は元々二尺八寸はあったであろう太刀を大きく磨り上げたもので、注目すべきはその重ねの厚さ。研ぎ減りが殆ど無く頗る健全であることです。樋先が下がっていることから、棒樋は室町時代以降に掻かれたものと推測され、この脇指が太刀や刀で有った頃、いかにずっしりとした一刀であったかを物語っています。
 
小板目流れて柾がかり、良く練れて詰むも少しく肌立ち、地沸厚く付いて精美。匂口は極めて明るく冴え、焼き出し部分には一際明るく輝く金筋が、二重三重と重なり、中直刃調に僅かに湾れごころを交えた刃取りに、砂流や二重刃、打除風の刃に食い違い風の刃を交え、刃縁に大粒の沸が砂を撒いたように付いて、力強さを感じさせます。上記の如く出来頗る良い作品であり、これが二尺二寸を超える刃長で残っていれば、一発で重要刀剣指定を受けるであろう最高の作品です。家宝として御所持頂くにも恥じない名品を是非この機会にお求め下さい。
※元々刀であった頃のはばきを、磨り上げて脇指に直してからもそのまま装着しているようです。刀身に比してはばきがやや大きく感じられます。余力有る方は新たにはばきを誂えて全体のバランスも整えられると良いでしょう。
 
裸身重量490グラム。

お手頃な脇指の御紹介

お手頃な脇指
無銘
– Mumei –
 
小板目肌よく練れて詰み柾がかった地鉄に、匂口明るく冴えた小沸本位の直刃を焼き上げた作品で、刃縁に細かな金筋が見られます。帽子は直ぐに丸く、先火炎がかって返る。
一見うぶ中心に見えますが、焼き出しから大磨上無銘物と判断できます。うぶと磨り上げ物の勉強材料にはうってつけであり、これから刀剣趣味を始めまれる方にも無理なく御購入頂ける低価格での御案内です。
 
 
裸身重量430グラム。

お手頃な脇指の御紹介

手頃な脇指
忠光
– Tadamitsu –
 
杢目肌良く練れて詰み少しく肌立たい、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで刃中には砂流が顕著に現れ、金筋入った賑やかな出来映えの作品です。
一見磨り上げ物に見えますが、そのように見せた時代偽物で、これから刀剣趣味を始められる方には、磨り上げ物とうぶ物を見極める勉強材料としても最適。価格もうんと抑えて御紹介致します。
 
裸身重量389グラム。

龍神太郎源貞茂作 平成二十七年九月

龍神太郎源貞茂作 平成二十七年九月
龍神太郎源貞茂作 平成二十七年九月
– Ryujin Taro Minamoto Sadashige saku –
 
本名、安達茂文。昭和33年生まれ。父は龍神太郎貞行(安達貞楠)刀匠。
父である貞行は戦時中は月山流の手ほどきを受け、旧陸軍受名刀匠として紀南日本刀鍛錬研磨道場鍛錬部主任となり、軍刀を100余振鍛えました。貞茂刀匠は、15歳より父、貞行刀匠に学び、22歳の時に人間国宝であった故月山貞一刀匠に三年に渡って師事。その後、従兄弟の安達和喜(貞和)刀匠と共に作刀を始めました。
作風は月山流のよく錬れた地鉄に、沸が良くついた明るく冴えた刃文を焼き、刀身彫刻も得意とします。
 
この短刀は所謂オソラク造りと呼ばれる異形の造り込みで、元幅より張った大切先を有す豪快な姿は、見る者の眼を見張ります。
現状は打卸状態のため、地鉄は見えませんが、明るく冴えた沸出来の焼刃は、下掲載写真でもお判り頂けます。研磨仕上がりが非常に楽しみな作品です。
 
お客様御自身で諸工作される場合を考えて現状渡し価格と、美術鑑賞用上研磨、銀はばき、白鞘の諸工作渡し価格の二通りの価格にて御紹介致します。
※委託品
 
裸身重量232グラム。

竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日

竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日
竹花一貫斎繁久作 昭和五十五年六月吉日
– Takehana Ikkansai Shigehisa saku –
 
相州伝の名手、相州伝と備前伝の良いところを最大限に引出し融合させた鍛法で知られる竹花一貫斎繁久。昭和24年埼玉県生まれ。本名竹花久司。昭和45年、刀匠・酒井一貫斎繁政に師事。昭和52年、文化庁認定の刀匠となり、昭和53年に独立。昭和58年、埼玉県に鍛練所を開設。新作名刀展において、努力賞、優秀賞など数々の栄誉ある賞を受賞。平成19年には薫山賞を受賞。現在は全日本刀匠会理事。全日本刀匠会関東支部副部長を務める。
 
この短刀は三ツ棟で、小板目肌良く練れて詰み、少しく肌立つ。匂口明るく冴え、中直刃やや湾れ調に互ノ目足を焼き、刃縁良く沸づき、金筋砂流かかり、湯走ごころの刃を交えた作品で、桜を好む方からの註文であろうか、中心にも桜花が繁久刀匠自ら彫刻し、黒蝋塗の合口短刀拵にも、華やかなる桜花葉を金蒔絵されています。
拵の鞘には若干の傷みが見られるも、幸い黒蝋塗ですので部分補修が容易。附属の銀はばきは磨地の鏡面仕上げですので、拵に合わせて桜花を彫刻したり、貴家の御家紋を彫刻することが可能。お子様やお嬢様の御守刀として末長く御所持頂けるかと存じます。
※当店々主、町井勲が初のギネス記録更新(千本斬り)の際に使用した刀も、竹花一貫斎繁久の作でした。
 
裸身重量グラム212。  拵に納めて鞘を払った重量250グラム。