愛刀の法量に関する質問について

私の愛刀の法量についてのご質問メールがございました。

まず最初に記載しますが、質問のメールを送られるのであれば、こちらからのメールを受信できる設定にしてからにしてください。

私は己の愛刀の法量を人に語ることは致しませんが、今回は珍しく、確定申告の提出準備で多忙な中返信さしあげました。

三度送信しましたが、全て先方のメール受信設定の都合でメールは届きませんでした。

今後は返信しても送れない相手に関しましては、一身上の都合により以降返信は致しません。悪しからずご了承下さい。

また、刀の法量についてですが、やたらと長さや反り、重量を気にされる方を見かけますが、私はそれを良しとは思っておりません。

正直言いますとオリンピックの水泳などを見ていても、人の実力だけで勝負しているのではなく、着用する水着によってタイムが左右されている様子にいささか疑問を感じている人間です。

私は居合を武術として捉えておりますので、軽い、重い、短い、長い、等と言ったことを全く気にせず、今手元にあるものをそのまま使うことこそ武術としての居合のあり方だと考えています。

よって、私が使用している愛刀将平(複数振)はそれぞれ長さも反りも、重さも異なります。

将平刀匠を応援する意味で、発注以外に打ちあがった作品も買い上げており、それらに拵をかけて使用しております。

短いものですと二尺三寸、長い物になりますと二尺九寸、様々な長さのものを斬る対象物や条件に合わせて使い分けております。

居合を嗜まれる方で重量を気にされる方には耳が痛い言葉となるでしょうが、敢えて記述させていただきます。

 

重さを感じるような振りしか出来てない。それ即ち腕が未熟なのです。刀は筋肉で振るものではなく、骨で振るものであり、それができれば2キロ近くあろうが、刀の重さは気にならなくなるものです。

 

居合を嗜まれる方、あなたが目指す居合が単なる競技スポーツであれば、オリンピック競泳水着同様に重さやバランスに拘っても構いません。しかし武術としての居合を目指しているのであれば、法量云々は気にせぬことです。

手元にあるものを己の身体の一部のように扱う。それが武術としての居合だと私は信じています。愛刀達

 

愛刀 BB弾斬将平

 

愛刀 BB弾斬将平

 

愛刀 BB弾斬将平

ギネス世界記録六冠達成 ~Most martial arts sword cuts in one minute (rush straw)~

昨年、6つ目のギネス世界記録に挑む旨、こちらのブログでも記載していましたが、その後一切記録に関する記述を致しておりませんでした。

これは今回ギネス社の動画公開に合わせた配慮であり、記録更新失敗のためではなかったことをここに明言させていただきます。

同種目の記録保持者であるギリシャ人の方が、挑戦日を過ぎても一向にギネス記録に関して私が記載しないことに対し、「町井はギネス更新に失敗した」と早とちりされ、ギリシャの地では一部のマスコミが、「現代の侍、町井勲がギリシャ人が保持するギネス記録更新に挑み失敗した!」と大々的に報じる事態を招いてしまいました(苦笑

本日改めまして昨年11月20日に、私が“ギネス世界記録六冠達成”したことをご報告致します。

今後も己の目指す居合術の極みを求め、精進して参ります。

ギネス公式サイトでも大きく御紹介頂いております。

http://www.guinnessworldrecords.com/news/2017/3/video-japanese-martial-arts-master-attempts-katana-world-record-464271

ギネス世界記録六冠達成

昨夜の稽古

アメリカシアトル支部から太田さん、大阪北道場から一人、修心館スタッフが一人、私の長男、次男、三男が稽古に参加し、久し振りに稽古場に活気が溢れました。

前半は中伝形を。後半は中伝形を活かした居合柔術を稽古しました。

 

腕の力で攻めては相手が踏ん張るばかりです。いかに力まず、ぶつからず、己の軸で制するかが肝要です。

暗殺剣  士の一族

暗殺剣  士の一族

http://blog.goo.ne.jp/kelu-cafe/e/d84cf8dc28c37d219e1cda04562b4f76

渓流詩人ブログ

忌憚無き意見交換をさせていただいている渓流詩人さんが、江戸期の居合(英信流系)に関して大変興味深い記事をお書きになられています。

敵が己に害をなさんとするのを… という綺麗事を正論だと考えられる方に、江戸時代の武家社会について知っていただければと思います。

相手が斬りかかって来たから斬った… では済まされない。正当防衛すら通じない封建社会の中で、何故に居合、剣術を極めたのか?

非常に勉強になる記事です。

 

敵の刀を足の指で挟む ~釘打~

昨年の元日に放送されましたフジテレビの特番『さんタク』の中で、相手の刀を足の指で挟む業がありますと話しましたが、今回御紹介する稽古動画の中に、「釘打」と呼ばれるその形が収録されています。

あくまで約束稽古による動画ですので、実戦で使用するには間を詰めると同時に右足膝が高く上がらないと使えません。かなりの錬度が必要となる業ですが、相手の刀の棟を踏み抑えると同時に親指と人差指で挟み込み、刀を握る相手のバランスを崩す様子は御確認いただけるものと思います。

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修心館からもお求め頂けます。

お申し込みは

syuushinkan@nihontou.jp

へどうぞ。

修心館大阪北道場 “間”と“居合柔術”の稽古

大阪北道場は長男に仕切らせています。

私はと言いますと、長男が指導する様子を隣で見ながら、指導の仕方の指導をしています。

指導する際の単語や言葉のニュアンスの違いを発生させては、派閥の誕生になると考えているので、私が普段指導する際に使う単語とニュアンスを息子には徹底して使用するように伝えています。

昨夜の稽古では、息子は着付けと稽古着の畳み方、そして木刀を使っての受け流しの指導をしていました。

私は稽古場の端の方で、柳原君を相手に間の感覚を養う稽古や居合柔術の稽古指導をしていたのですが、入門当初は

「こいつ大丈夫か?」

と頼りなかった柳原君が、今やある程度捌ける実力をつけている様子を見て、指導の甲斐があったなとほくそ笑んでおりました。

合氣道修行者のための居合術講習会

2月4日に大阪府立大手前高等学校合氣道部にて開催しました

『合氣道修行者のための居合術講習』

の様子です。

 

当日は私の長男である友哉がメインで指導させていただき、私はその指導補助として参加させて頂きました。

 

居合術と合氣道の関連について補足説明する私。

 

修心流居合術兵法では初伝形を初伝之抜、中伝之抜、奥伝之抜の三種に段階分けして形を稽古します。この日の講習では初歩を学ぶために初伝之抜で初伝形三本を指導させていただきました。

 

座したまま半身をきり、正面に座す敵の中心を捕らえます。

 

英信流系の連盟居合では片手で行う所作も、正しい受け流しの所作を身につけるために、左腕を用いて切先の高さを定めます。

 

血振りは刀に付着した血を払う所作ではありません。その所作の意味を解説し、実践指導させていただきました。

 

後半の指導では、前半に稽古した初伝形三本の所作が、体術としてどのように作用するのかを、二人一組になって実践稽古していただきました。

下に紹介する写真は、抜付時の身体捌きの確認稽古である『半身相撲』です。

初動を読ませなければ、相手を容易く崩すことが可能となります。

 

正座から刀に手をかけるまでの動きの確認稽古。居合形では前方に抜きつけますが、これを上下に行うと、合氣道の天地投げとなります。

素手になるとどうしても我が出てしまうもの。我を捨て正しい身体捌きを学ぶために、腰に刀を帯び、刀から所作を教わるのが居合術。

居合形は単独でも正しく形稽古を行えば、理想とする体捌きを体得することができるように組み立てられています。

形を作り上げた先人には頭が下がる思いでいっぱいです。

 

このような居合術講習会を希望される学校関係者の方がおられましたら、どうぞお気軽に御相談下さい。

高校や大学の居合道部の方には、是非とも修心流居合術兵法の講習会をお薦めいたします。

 

中伝居合形の真意を知る

浮雲 浮雲

合氣道などの体術と異なり、単独で行う居合形は、やもすれば単に刀を抜き、振り、納める動作のみを行うものと誤認されがちです。

実際、最近の古武道を称する動画の多くには、動作の確認ではなく速さのみを求めたものが目立っているように感じられますし、武士や侍に憧れて入門される未経験者には、そういった速抜きの方が凄い業のように映るものです。

修心流では私が英信流を修業している中で疑問に感じたことを再構築し、先人が居合形に込めた真意を探るべく研鑽指導しております。

上の写真だけを見ますと単なる柔術の稽古に映ると思いますが、これ、実は中伝居合形『浮雲』における実践での稽古写真なのです。

居合の形とは、刀の抜き差しのための形ではなく、相手を置いて稽古することができない単独での稽古でも、正しく体術を学べるように組み立てられたもの。と言うのが、長年居合術を研究してきた私が辿り着いた答えです。

こうした研鑽の結果を長らく非公開にしてきましたが、正しい居合形の伝承を真摯に考慮すれば、現在という時代は秘匿とするのではなく、ある程度公開すべき時期なのかもしれません。

悪気は一切ないのですが、他流批判が多いと周囲に言われる私。一部毛嫌いする他流も実際ございますが、常日頃私が口にする他流とは、制定居合や英信流系の現代居合を指します。古の先人達が遺して下さった居合形の意味を、理解されずに伝播し続けることを危惧し、老婆心ながら一石を投じていると、私は自身のことをそう考えております。

近頃では更に各業を研究研鑽したいとの思いが強くなり、袋竹刀では物足りず、木刀で約束稽古無しの組稽古をすることも増えました。簡単に一言で言えば試合です。私自身まだまだ修業が足りませんので、時折息子や門弟に打ち込まれることもありますが、何故打ち込まれたかを考えますと、そこでまた一つ学べることがあって勉強になります。

また、そうした試合形式の稽古の中で、普段の形稽古で身につけた動きがどこまで自然と発揮できるのか?も、現在の私の研究課題で、毎回稽古が楽しみで仕方ありません。相変わらずいつ閉鎖してもおかしくない少人数の流派・道場ではありますが、皆で古の居合術を楽しんでおります。

修心館大阪北道場 

大阪北道場チラシ

4月から本格的に活動開始予定の大阪北道場では、プレオープン中の現在も、入門希望者を募っております。

主に指導は私の長男である町井友哉が行いますので、私とはまた異なる雰囲気の中で私が組み立てなおした居合術を学んで頂けます。

月謝は

一般の方 8,000円

大学生の方 6,000円

中・高校生の方 5,000円

と現在のところ定めております。小学生の方に関しましては、友哉と御相談下さればと思います。

 

大阪北道場一期生として、ご一緒に居合術を楽しまれてみませんか?

地下鉄天神橋筋六丁目駅11番出口から徒歩四分と、非常に便利な立地にあります『侍会館』にて、毎週月曜の夜に稽古を致します。