粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日

粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日

粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日
– Awataguchi Ikkanshi Tadatsuna –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/773/00.html

委託販売預かり品につき、忠綱銘に関しましては真贋保証ございません。個人的には偽銘と考えます。しかしながら作域は非常に面白く、皆焼で珠追い龍を表す斬新な発想が大変興味深い作品ですので、無銘の変わり出来珍品脇指としての評価額を提示させていただきました。
随所に見える皆焼の飛焼は龍の鱗を表しており、指表の元の方に宝珠。その上刀身の中ほどより下辺りに龍の足と爪。指裏の元の方に宝珠。同じくその上刀身の中ほどより下辺りに宝珠に爪を伸ばす龍の顔が看てとれます。

裸身重量614グラム。

國次 ~昭和26年3月東京都大名登録刀~

國次 ~昭和26年3月東京都大名登録刀~

國次
– Kunitsugu –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1502/00.html

元先の幅差開いて中切先やや延び、表裏に刀樋を丸留にし、小板目杢交じりの地鉄はよく練れて少しく肌立ち、下の方には淡く映りごころが見られる。刃文は匂口明るく、直刃を基調として互ノ目足が入り、小互ノ目乱れを呈し、小丁字交え、匂口が深い箇所を交え、金筋や砂流入る。鋩子は表裏共に乱れ込んで先丸く返っています。
未鑑定刀ですが、おそらく宇多派の國次かと鑑せられます。

附属の拵は鞘が傷んでいましたので、当店にて武用鞘を新調致しました。柄にガタツキは無く、鐔鳴りは僅か。手元重心でバランスが良く、とても軽く感じられ、流石は実戦期の作品だと感心させられます。
昭和26年3月の東京都登録ですから、さぞ名のある大名家や大身の士が所蔵した一刀でしょう。保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。

裸身重量718グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,012グラム。

目貫2点追加しました

こちらから御覧ください。
https://nihontou.jp/choice03/tousougu/menuki/list.htm

鐔20点追加しました

今回は文政三年の年紀入りの品や、記内コレクター放出品、刀剣趣味初心者にもお求めやすい低価格の品などをご紹介しています。
是非、美術刀剣 刀心WEBサイトにてお写真だけでもお楽しみください。

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/list.htm

成家
無銘(成家)
– Mumei (Nariie) –
 
成家は小反り派に分類される備前の刀工で、一説に光忠の弟である景秀の孫とも伝えられます。銘鑑によれば文和・康安・応安・永和・永徳の年紀が確認されており、また、作風及び銘字などから、兼光との関係も窺えると本間薫山先生は記しておられます。
彼の技術は同年代の兼光一門の政光に比して優るとも劣らぬもので、互の目や湾れ交じりの乱れ刃を多く焼いています。
 
この刀は小板目杢交じりの肌がよく練れて少しく肌立って淡い乱れ映りを見せ、刃文は直刃基調に小互の目交じり、小足入り、匂口締まりごころに小沸付き、葉や細かな砂流を交え、金筋入り、鋩子は直ぐ調に先丸く返っています。
素人による耐水ペーパーでの錆落としが見られるので、再研磨の必要はございますが、急いで諸工作されずとも、現状でも地刃の鑑賞はお楽しみ頂けます。
いずれ研磨を施し、特保同時審査を御受審頂き、本刀をお客様の手によって出世させて下さい。
 
裸身重量774グラム。

一光 平成花一周

一光 平成花一周
– Kazumitsu –
 
 
鎌野始。熊本県水俣市住。
この刀は元先の差が程好く開き、手持ちが非常に軽い作品で片手操作の居合稽古に最適の一振です。
地鉄は小板目肌よく練れて地景入り、刃文は匂口沈んだ互の目に丁子を交えています。
江戸時代の古い拵に合わせて作刀されたようで、柄は鹿革巻きで石目地の漆をかけた手が込んだ造り込みになっています。
 
裸身重量561グラム。  拵に納めて鞘を払った重量841グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

大和守吉道

大和守吉道
– Yamato no kami Yoshimichi –
 
 
刀身は江戸前期寛文頃に鍛えられた新刀です。中央よりやや下とやや上に刃切が一箇所ずつございます。そのためお安く御案内致しますので、刃切の実物資料として、旧軍資料としてお求め下さい。
 
附属の拵は鞘に凹みが一つあるも、その他は鍍金もしっかりと残っており、非常に良い状態です。少し気になるのが、縁金具の番号のみ鐔や切羽と異なる点です。また、戦中の慌ただしい時期だったためか、真鍮の厚切羽の一枚が、表裏逆に駐爪の穴があけられ、番号も逆に刻印されています。
石突金具に螺子の欠品が見られます。螺子の製作可能ですので、御希望の方はお気軽に御用命下さい。
 
裸身重量578グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,018グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

濃州住田代角兵衛兼信作

濃州住田代角兵衛兼信作
– Noshu ju Tashiro Kakube Kanenobu –
 
 
新刀期における美濃鍛冶の代表的な流派は、田代源一兼信派や、大道派及び三阿弥派、寿命派等で、中でも田代源一兼信は美濃国安八郡神戸を主な鍛刀地として数代に亘って栄えた流派である。
尚、田代角兵衛兼信は陸奥守兼信二代目に相当する刀工で、家伝に従い尖り互ノ目を得意としており、新刀業物刀工としても著名。
 
本作は、濃州住田代角兵衛兼信作と長文にて銘を有しする陸奥守兼信二代の作。緻密に練られた小板目肌はよく練れて精美で、乱れ映りが立ち、刃文は家伝を忠実に踏襲した三本杉風の小互ノ目で先尖る典型的な出来口。地刃共に一切の破綻が無く、兼信会心の作と言える。
古研ぎながらも地刃の観賞には支障ないも、出来が良い刀だけに上研磨化粧直しを施し、末長く御愛蔵頂きたい一刀です。
 
裸身重量773グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
反り深い、すらりとした姿が美しく、延びごころの切先が鋭さを感じさせる。地鉄は杢目肌が良く練れて肌立ち、匂口明るい丸みを帯びた互ノ目を巧みに焼き上げ、刃縁には砂流が随所にかかり、沸筋が吊橋の如く、互ノ目の山と山を繋ぎ、あたかも渓谷を眺望するかのような感を与える一刀です。
研磨も下地が良く、刀の顔である物打から切先にかけての鎬筋や横手、小鎬が凛と立ち、清々しい気持ちにさせてくれます。
保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。
 
裸身重量716グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

濃州武芸八幡住人兼圀作 平成三年七月吉日

濃州武芸八幡住人兼圀作 平成三年七月吉日
– Noshu Mukehachiman Junin Kanekuni –
 
 
本名尾川邦彦。大正14年生まれ。現在の岐阜県関市武芸川町八幡出身。戦前は東京の加藤兼国に学び、戦後は二十七代兼元こと、金子孫六兼元に学びました。
『新作名刀展』では入選多数で、70代を迎えた平成10年以降に薫山賞を五度受賞。同18年に無鑑査。同20年には岐阜県重要無形文化財に認定され、同22年には子の光敏(兼國)も無鑑査に認定されています。
親子共に無鑑査に認定されたのは、月山、宮入、宗親子に次いで4例目。
大坂新刀の大家、越前守助廣に私淑し、濤瀾刃の再現に心血を注ぎました。平成24年、87歳没。
 
この刀は身幅広く、切先やや延びた豪壮な姿で、地鉄は小板目杢交じりで刃縁柾目が強く現れ、刃文は匂口明るく冴え、刃取りは広直刃基調に小湾れや互ノ目、一部に互ノ目丁子を交え、刃中随所に砂流がかかり、覇気溢れる出来口を示しています。
※現状でも観賞に支障はございませんが、上研磨を施すことで、更に本刀の出来の良さを御堪能頂く事が可能です。
 
裸身重量884グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。