刀 備州長船祐定 天正二年八月日

刀 備州長船祐定 天正二年八月日

刀 備州長船祐定 天正二年八月日

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/584/00.html

 

末備前物と称される室町末期の刀工中、祐定銘の作刀は多く、中でも与三左衛門尉、源兵衛尉、彦兵衛尉が有名です。 刀剣の需要が多く求められた戦国期、備前刀は数多の戦に向けて数多く鍛えられ、そうした実用刀で俗名を銘切っていない末備前物を、数打と卑下する悪習が刀剣界にはありますが、粗製乱造されたわけではなく、俗名を銘切っていない作品の中にも、驚く程出来が良い作品が多々見受けられ、中には俗名個銘極めまで可能な出来優れた作も見られます。

杢目肌が柾に流れ、淡く映り立った地鉄に互ノ目を焼いた末備前らしい出来口を示す本刀は、大阪の旧家から出たうぶ出し品で、薄っすらと錆に包まれていた状態のものを、当店にて上研磨、白鞘、銀はばき、銀切羽、拵の補修、保存刀剣審査等、全ての諸工作を行いました。それらコストの関係もあって、割高に感じられるかもしれませんが、同じ諸工作を個人で行いますと、ゆうに40万円を越えますので、それらを考えますと大変お買い得です。一切手をかける必要がない真面目な年紀入り祐定を、是非この機会に御入手下さい。

大東亜戦争時、家伝の祐定を軍刀として携えたため、柄頭付近に猿手鐶が取り付けられています。野戦用革覆は当店にて取外し、国産本漆にて傷んでいた箇所は全て補修済み。研磨は日本美術刀剣保存協会主催のコンクールで入賞を果たす名手による上研磨です。

裸身重量735グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,078グラム。

刀 備州長船宗光

刀 備州長船宗光

刀 備州長船宗光

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/579/00.html

 

備前の宗光は同銘が数代続いており、この刀は後代宗光と極められています。兄勝光との合作刀も数多経眼される宗光は、坂本竜馬の愛刀(勝光宗光合作)としてもその名を知られる末備前の名工の一人で、古来より「二本樋の刀に鈍刀無し」との言葉があるように、この刀も元先の差が開いた上品な造り込みで、淡く映りごころがある地鉄に互ノ目を焼き、刃縁には砂流が顕著に見られ、湯走風の刃や、大粒の沸が頻りに付いた箇所があったりと、地鉄に絡んだ働きが豊かに見られます。

4月末日までは期間限定特別価格で御案内致します。5月以降はこの価格では販売できませんので、特価期間ご案内中にお急ぎお求め下さい。

裸身重量605グラム。

短刀 祐定作 ~緻密に練られた杢目肌と映りが見事な一刀~

短刀 祐定作

短刀 祐定作

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/148/00.html

 

祐定は勝光、清光などと並び室町末期を代表する備前長船鍛冶の刀工。与三左衛門を筆頭に彦兵衛尉、源兵衛、源左衛門、彦左衛門、五郎左衛門などが居り、いずれも名手として名高い。

本刀は祐定作と、俗名が切られていない三字銘の作品ながら、疵気が無く、映り立った杢目鍛えの地鉄に、盛んに足が入り、出来が良く、古い時代の金着はばきや在銘の縁頭金具、蛇腹の柄巻き、金鍍金を施した上に金を着せた切羽など、本刀の伝来の良さ、格式の高さを窺い知る事が出来ます。

コレクター遺品整理によるうぶ買取品だけあって、眼垢はついておらず緻密に練られた精美な杢目肌が見事な一刀です。化粧直し等再研磨を施すことで、更に本刀の良さを引き出し、ご堪能頂く事ができます。
※附属拵の小柄櫃蓋部分が少し浮いています。はばき側の切羽の金着せが剥離しています。現状維持で保存下さい。保存刀剣鑑定書は当店にて取得しました。

裸身重量110グラム。  拵に納めて鞘を払った重量246グラム。

栃木県登録56番の大々名旧蔵刀

栃木県登録56番の大々名刀

刀  備前久光(額銘) 備州祐定上之

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/567/00.html

 

杢目肌が良く練れて詰んだ精美な地鉄には淡く映りごころがあり、匂口締まった直刃には、湯走が打除風に現れています。鍛錬疵等一切の破綻が無く、非常に良く出来た一刀です。

昭和26年大名登録の中でも2月と初期の登録で、登録番号は56番と二桁台。現在は伝来を証する書付等はありませんが、登録日を見れば宇都宮藩戸田家など、著名大名家の伝来品であったことが容易に窺がい知れます。
※本刀とその拵を居合、抜刀にご使用される方にはお譲り致しません。

裸身重量571ラム。  拵に納めて鞘を払った重量875グラム。

伝 備州長船清光 ~町井勲監修 本造り武用拵新調済み~

伝 備州長船清光

刀 無銘(伝 備州長船清光)

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/560/00.html

 

室町時代後期の備前長船の刀工、及びその作刀を総称して末備前と呼称します。中でも清光を名乗る刀工は数多く、五郎左衛門尉・孫右衛門尉・与三左衛門尉・彦兵衛尉・孫兵衛尉などの俗名を冠する刀工の存在が確認されており、祐定、勝光、忠光と共に末備前を代表する刀工の一人として著名で、比較的直刃の作刀が多く残されています。

柄は散逸し、古い塗鞘のみが残されていた本刀を、当店々主町井勲監修の下、気が利いた現代金具を用い、真面目な武用拵を誂えました。
柄は親鮫をぐるっと一枚に腹合着せとし、銀はばきを新調。既製品の安価な切羽が用いられることが多い昨今において、本刀に合わせて手造りした銀切羽を誂えましたので、しっかりと納まり見た目にも清々しい拵に仕上がっています。

古研ぎ身につき、細かいヒケや変色程度の錆が部分的に見られますが、現状でも地刃はご観賞頂けます。居合の形稽古等、存分にお使い頂きいた上で、改めて再研磨を施し、観賞用とされても良いでしょう。手持ちバランスも良いお薦めの一刀です。

裸身重量714グラム。  拵に納め、鞘を払った重量961グラム。