和泉守藤原國貞(初代)

和泉守藤原國貞(初代)
和泉守藤原國貞(初代)
– Izuminokami Fujiwara Kunisada –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/403/00.html

和泉守国貞は天正十七年日州飫肥に生まれ、上京して堀川國廣の門人となり、師の没後は國廣の高弟である越後守国儔に学んだと言われます。元和六年頃、初代河内守国助と共に大阪に移り、大坂新刀創始者の一人となった名工で、元和九年九月和泉守を受領、晩年には入道して道和と号しています。
子の井上真改も初期銘を和泉守國貞と銘したので、刀剣界では両者を区別するために、初代國貞を「親國貞」、二代國貞を「真改國貞」と呼称しています。

この脇指は長らくコレクターの下で秘蔵の物とされてきましたが、今回、生前における遺品整理ということで当店が売却のお手伝いをさせて頂くことになりました品です。
小板目肌が細かく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くついた地鉄は、流石大阪新刀の巨匠と感嘆するばかりであり、湾れ調子に互ノ目を焼いた刃文は匂口明るく冴え、刃中まで強く沸付き、足・葉入って覇気に満ちた出来口を示す作品です。

店主 町井勲からの一言。
大阪新刀の始祖、親國貞の刃中良く煮えた名脇指です。指裏中央よりやや下、刃先から一ミリ程度のところに極小さな鍛え筋が見られますが、殆ど気になりませんし、全体の地刃の冴えがそれを十二分に補っています。とにかく沸が強いため、カメラのオートフォーカスが正しく作動してくれず、刃文の撮影は本当に手こずりました。拙い写真技術のため、本脇指の出来の良さを存分にお伝えできていないかと思いますが、実物を手にしていただければ惚れ惚れすること間違いございません。刀剣趣味玄人にもお薦めの名品です。

裸身重量559グラム。

脇指 山城國粟田口藤原忠綱作(初代)

山城國粟田口藤原忠綱作(初代)

山城國粟田口藤原忠綱作(初代)

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/358/00.html

 

初代粟田口近江守忠綱は、慶長十四年に播磨国姫路に生れ姓は浅井。粟田口国綱の後裔と称し、銘に粟田口を冠しました。寛永十四年頃より山城にて鍛刀し、後の慶安元年頃に大阪に移住。延宝四年六十七歳の作までのものが経眼されます。子に、名工の誉れ高い一竿子忠綱をはじめ、摂津守忠行、近江守忠光、正綱がおり、弟子には、長綱、包綱、広綱、吉綱などがおり、いずれも名工として名を轟かす刀工ばかりです。

小板目肌良く練れて杢交じって地景入り、地沸ついた精美な地鉄に、匂口明るく冴えた互ノ目丁子乱れを焼いた初代忠綱の作品。一切の破綻が無く、まさに名刀と呼ぶに相応しい出来口です。
コレクター遺品整理としてお預かりした眼垢がついていないうぶ品。現状古研ぎ身で所々に薄錆がありますが、現状でも地刃を御観賞頂けます。
研磨前の御入手いただきやすい価格での御紹介ですので、この機会を逃されませんように。
※委託品

裸身重量445グラム。