隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日 ~実用兼美の元陸軍受命刀工~

隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日 ~実用兼美の元陸軍受命刀工~
隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日
– Okimitsu –
 
本名、原寛。昭和3年生れ。島根県隠岐郡西ノ島住。大東亜戦争時には陸軍受命刀匠として数多の利刀を鍛え、陸軍々刀技術奨励会々長賞等入選多数。国工院会員名誉宗匠を務めるなど、上工としてその名を轟かせた名工です。師は原角太郎(初代沖光)。
 
反り程好く上品な体配で表裏に刀樋を丸留めとし、地鉄は杢目肌流れて少しく肌立ち、ふわりと柔らかい感じの互ノ目丁子乱れを巧みに焼き上げて、刃中よく沸えて足盛んに入り、帽子は直ぐ小丸に返る。
美術鑑賞用の上研磨が施されている点から鑑ても、注文打ちにて入念に鍛えられ、全ての諸工作を最上の仕事で仕上げられた逸品です。
現在刀身が納められている白鞘とは別に、佐藤寒山先生による鞘書白鞘が附属しております。
地刃の美しさはもとより、利刀として名高い名工故に、試斬抜刀を嗜まれる方々から、今尚人気が高い昭和の名刀。家宝としても恥じない一刀です。
 
裸身重量890グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日 ~大東亜戦争時には聖代刀匠位列に於いて“上工の列 大業物”にその名を連ねる刀工~

筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日
筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日
– Chikugo no kuni Miike ju Yukimitsu saku –
 
本名、河村定巳。三池郡住。
 
大東亜戦争時には聖代刀匠位列に於いて“上工の列 大業物”にその名を連ねる幸光。切れ味の定評高く、地鉄も美しい刀を鍛える刀工です。
 
この刀は小板目よく練れて地景入った精美な地鉄に匂口明るく冴えた直刃を焼いた作品で、一見単調な直刃に見えるも、仔細に見ると、鼠足が頻りに入った働き豊かな一刀であることに気付かれることでしょう。
全体的に美しく纏め上げられた一刀だけに、指裏物打辺りの大肌がやや気になるかもしれませんが、地刃の出来が素晴らしい作品です。
 
附属の拵とは別に、水牛角を嵌めこんだ上白鞘が附属していますので、刀身の入れ替えもお楽しみ頂けます完全フル装備の昭和の名刀を是非この機会にお求め下さい。
 
裸身重量912グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,209グラム。

義正作 昭和乙酉五月

義正作 昭和乙酉五月義正作 昭和乙酉五月
– Yoshimasa saku –
 
本名、天池銀次郎。後に包永と改銘しました。“天池義正”や“天池包永”と銘切った作も見られます。
 
小板目肌よく練れて詰んだ精美な地鉄に、匂い口明るく冴えた柔らかい感じの互ノ目乱れを焼き、沸を蒔いたかの如く匂口沸が付き、刃縁は地鉄に絡んで砂流や金筋が随所に見られます。
軍刀の刀身として入念に鍛えられた本鍛錬刀で、疵欠点無い良く鍛えられた一刀です。美術鑑賞刀としての力も持っているので、刃長短めではありますが、実用兼美の一刀としてお楽しみ頂ける事間違いございません。
大変お求め易い価格で御案内致しますので、刀剣趣味初心者の方も、玄人の方も、是非ご検討ください。
個人的には上研磨をかけて更に地刃を楽しみたいと思う一刀です。
 
裸身重量670グラム。