無銘室町中期の片手打ち古刀 ~附 朱塗鞘打刀拵~

無銘室町中期の片手打ち古刀 ~附 朱塗鞘打刀拵~
無銘
– Mumei –
 
純然たる杢目鍛えに直刃を焼いた室町中期頃の片手打の古刀で、中心の形状などからも末備前辺りではないかと鑑られます。指裏元の方の棟角に刀疵が在り、実際に戦いを生き抜いた一刀です。
附属の朱塗鞘打刀拵は、突兵拵を思わせる大振りの鐺金具がついた丸型で、鞘の途中には胴金が付き、栗形と鯉口も宣徳(真鍮)にて一作で造られた、実戦想定の強固なる拵で、鐔も切羽も拵製作当時からのオリジナルで貴重。保存刀装審査を是非御受審頂きたく思います。
 
お求め易い低価格にて御案内致しますので、この機会にコレクションにお加え下さい。
 
裸身重量525グラム。  拵に納めて鞘を払った重量748グラム。

諸刃造短刀 二王清光

諸刃造短刀 二王清光

諸刃造短刀 二王清光

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/149/00.html

 

二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっており、二王清重の工銘は室町時代に始まり、戦国最盛期を経て江戸時代前期寛文頃に栄え、幕末まで続いています。

二王派の作品は、大和発祥であるだけに大和色濃が濃く、直刃出来の優作が多く見られ、この諸刃造りの短刀はよく練られて詰んだ精良な地鉄に破綻無く直刃を焼き、その匂口は明るく、見事な出来口を示しており、六寸に満たない小振りな刃長から、製作年代を室町中期と鑑て宜しいかと存じます。

現状古研ぎで一部変色程度の錆が見られます。現状でも地刃を御観賞頂けますが、物が良いだけに是非ともしかるべき研磨を施し、末永く御所蔵頂きたい逸品です。

裸身重量104グラム。

防州清忠 ~室町中期の片手打ち体配~

防州清忠 ~室町中期の片手打ち体配~

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/353/00.html

 

二王一派、清忠の作。清忠同銘が複数いる中、防州清忠と銘切る清忠は、銘鑑を紐解くに室町中期文明頃に一人、天正頃に一人確認できます。

室町時代中期の片手打ちの寸短い打刀として鍛えられたもので、疵気こそありますが、地鉄自体は非常に良く練られた杢目鍛えに淡く映りごころが現れ、明るく冴えた直刃は匂口が締まり、地鉄に影響されることなく、真っ直ぐに焼き上げられた完成度の高いものに仕上がっています。清忠の作品は少ないため希少。室町中期を代表する体配を留めるこの脇指は、日本刀の時代変遷を学ぶ上に於いても非常に良い資料です。

4月末日までの期間限定特別価格をお見逃し無く!

裸身重量494グラム。