吉田兼門

https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1585/00.html

吉田兼門は聖代刀匠位列に於いて【良工の上位】良業物に列する軍受命刀工の一人です。

この刀は元先の幅差頃好く開いて中切先。無地の地鉄に黒い地景入り、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、処々に小さな尖り刃交じり、焼頭には細く鋭い足が入り、鋩子は表裏共に乱れ込んで先丸く返る。

附属の海軍太刀型軍刀拵は、藍鮫着せの研ぎ出し鞘で、凹み等無く状態が良い。柄にガタツキ無くしっかりとしているも、残念ながらオリジナルの菊花刻切羽が失われ、そのため他の軍刀の切羽が二枚足されています。鐔と大切羽、小切羽は4番の刻印揃いですので、菊花刻刻切羽のみ本刀に合わせて誂えて頂ければ完璧になります。切羽工作承ります。

裸身重量632グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,052グラム。
※委託品

無銘 ~在りし日の大日本帝国海軍の威光を現代に伝える名品~

無銘 ~在りし日の大日本帝国海軍の威光を現代に伝える名品~

無銘
– Mumei –
 
元先の幅差程好く開いて中切先。杢目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入った綺麗な地鉄に、匂口明るい尖りごころの互ノ目を焼き上げ、刃中には金筋や砂流が看取され、鋩子は現状では判然としないものの、直ぐに丸く返っているようです。
 
附属の拵は在りし日の大日本帝国海軍の威光を今尚輝かしく放つ太刀型軍刀拵で、ご覧の通り未使用と称しても過言ではない保存状態の良さ。旭日を連想させる大切羽は二色仕上げで気品漂い、刀緒の状態も頗る良い。
時代物の刀身を軍刀として仕込んでいることからも、高級将校の所有であったことが窺え、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、当然のことながら柄には一切のがたつきがありません。
京都の旧家からのうぶ出しの名品!! これだけ保存状態が良い高級海軍刀はそうそうお目にかかることはありません。見つけた今が御購入のチャンスです!!
 
裸身重量675グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,098グラム。

濃州関之住兼吉 ~藍鮫研出鞘海軍太刀型軍刀拵入り~

濃州関之住兼吉 ~藍鮫研出鞘海軍太刀型軍刀拵入り~
濃州関之住兼吉
– Nohshu Seki no ju Kaneyoshi –
 
関善定派の刀工。
 
緻密に練られた杢目肌が少しく肌立ち、小沸本位の直刃を焼いた作品。特筆すべき鍛錬疵は無く、横手下より焼き幅を広めた刃文構成は、切先の欠けを考慮し、長く武器として使えるように工夫されたもので、室町中期の作品にしばしば見られます。
古研ぎで所々に極小の刃毀れが見られますが、刀の出来は良く、御入手後は是非ともしかるべき研磨をおかけいただきたく思います。
 
附属の拵は人気が高い海軍太刀型軍刀拵で、鞘は藍鮫着せの研ぎ出した高級品。金具の金鍍金も割りと状態が良く、今尚黄金色に輝いています。
 
裸身重量713グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,115グラム。

肥前國忠廣

肥前國忠廣
肥前國忠廣
– Hizennokuni Tadahiro –
 
肥前國忠廣と銘切られた新刀脇指が納められた昭和十二年制定海軍正式軍刀。通称太刀型軍刀。
小板目肌良く練れて詰み、地沸付いた小糠肌風の地鉄に、匂口明るく冴えた直刃を焼いています。忠廣の刃によく見られる刃先に向かってプツリと切れたような太い匂口が部分的に見受けられ、銘は首肯出来ないものの、忠廣風の作風を楽しむことができます。
 
附属の拵は鍍金が薄れ、若干の使用感があものの、総体に保存状態は良く、金具には「1」の刻印が打たれており、製作当時から切羽の一枚に至るまで完全なオリジナル。惜しくも大東亜戦争に敗れてしまった大日本帝国海軍の往時の姿を今に伝える貴重な一刀です。
 
裸身重量508グラム。  拵に納めて鞘を払った重量917グラム。