刀 濃州住兼秀作 昭和四十六年二月吉日

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濃州住兼秀作 昭和四十六年二月吉日

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/514/00.html

 

本名中田勇。大正2年8月24日、長野県基礎軍大桑村にて生誕。昭和3年大桑村の尋常小学校を卒業し、高知県安芸市にて十二代川島正秀鍛錬所で徒弟として八年間の鍛錬技術習得後、同12年2月に岐阜県関市に移住し、渡辺兼永の門下で日本刀美濃伝の研究に着手。同12年10月から15年10月まで日本刀鍛錬塾の塾生長になりました。
昭和13年10月にはヒトラーユーゲント来日記念刀の短刀31口を鍛え上げ、ヒットラー、ムッソリーニ両首相にも日本刀を献上。同16年に関刀剣株式会社に入社。優秀な鍛錬技術を認められ、陸軍受命刀工として鎚を振るい、東條英機総理大臣に軍刀を、同32年に天皇・皇后両陛下への献上刀を鍛錬。同38年『兼秀日本刀鍛錬所』を設立して日本刀の鍛錬と研究に専念、人生を日本刀に捧げ、同51年11月22日『関市重要無形文化財』の認定を受け、翌52年3月11日には『岐阜県重要無銘文化財』に指定されるなど、昭和を代表する刀匠として活躍しました。

本刀は昭和46年に鍛えられた兼秀の秀作で、中心仕立も良く纏められ、 小板目肌柾交じり、少しく肌立った地鉄に、ふわりと柔らかい感じの明るく冴えた互ノ目乱れを巧みに焼き、刃中良く沸え、細かな砂流や金筋が随所に見られ、身幅広めの豪壮なる体配は、元陸軍受命刀工に相応しい刃味を発揮してくれることでしょう。
安価居合用真剣として鍛えたものではなく、注文打ちに応じた刀だけあって、地刃の冴えや研磨も良い一刀です。
期間限定特別価格のこの時期に是非お求め下さい。

裸身重量920グラム。

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