刀 濃州住兼光

刀 濃州住兼光
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/536/00.html
刀 濃州住兼光

美濃の兼光同銘数人あり。該当刀工については不詳ですが、上の出来から鑑ても美濃伝の作であること間違いなく、銘も雰囲気良く感じます。
元先の差開き、切先やや延びごころの体配が美しく、手持ちバランス最高で、片手操作の居合形稽古にも最適な一刀。地鉄は杢目よく練れて総体に白気映りが立ち、匂口明るく冴え、美濃伝ならではの尖りごころの互ノ目を焼き、乱れの谷には幾重にも砂流かかり、所々に丁子刃交え、匂口が地に向かって伸びるなど、刃中の働きも盛んです。
現状は写真でもご覧頂く通り、部分的に錆に包まれみすぼらしいですが、刀としての出来はしっかりとしたもので、是非再研磨を施して頂きたく、その諸工作代を考慮しての安価御案内です。是非前向きにご検討ください。

裸身重量580グラム。

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