兼元 昭和26年大阪府大名登録刀

兼元 昭和26年大阪府大名登録刀
兼元
– Kanemoto –
 
昭和26年大阪の大名登録刀。伝来の良さは登録年月日とはばきからも伝わってきます。
杢目肌良く練れた地鉄が肌立ち、淡く映り心があって地景が頻りに入っています。後代のいかめしい三本杉とは異なる三本杉風の互ノ目乱れが、匂口明るく冴えて焼かれています。
現状古研ぎで所々に薄錆がありますが、特筆すべき疵欠点は無く、然るべき研磨を施せば末関物特有の美しく肌立つ地鉄を更にご堪能頂けることでしょう。
兼元銘に関しましては現在の日本美術刀剣保存協会の審査基準には満たないか、或いは追っかけ銘(無銘の刀に他者が銘切ること)ではないかとと思われますので、兼元の雰囲気を楽しめる大名登録刀としてお求め頂ければと思います。
手持ちバランスも非常に良い刀ですので、拵をかけて居合・武用刀としてお使い頂くのも良いでしょう。
 
裸身重量666グラム。

無銘 ~時代遡る古名刀~

無銘 ~時代遡る古名刀~
無銘
– Mumei –
 
大きく磨り上げられ、中心に比して元幅が狭く感じられる。今日まで相当働いてきた一刀。
三ツ棟の鎬造りで柾目主体のよく練れて詰みごころの地鉄には淡く映りが立ち、小互ノ目連れた刃文は砂流や金筋がかかり、刃中良く沸え、匂口は刃先に向かって煙り込まず、肥前刀の如くブッツリと途絶えた箇所が見られます。
製作年代を前・中・後に区分せず、大きく室町時代と表記しましたが、南北朝末期~室町初期迄遡る可能性がございますので、是非一度保存刀剣審査を御受審下さい。
 
附属の半太刀脇指拵は、色の良い青貝を散らした渦模様の変わり塗り鞘に、赤銅磨地の一作金具を用い、目貫は文具図の粋なものが巻かれ、保存状態は良好。小柄と笄の二所物が失われているのが惜しまれますので、お客様の手でこの拵に相応しい小柄と笄をお付け頂き、拵の方も是非保存刀装鑑定を御受審下さい。
 
尚、本刀には素銅地に雲龍を刻した上等なる金着はばきが附属しておりましたが、はばき脱着がし辛いがために何度も木槌で叩かれ、金の薄板が破れ、はばき自体も痛んでしまっていますので、当店にて銀はばきを新調してお納め致します。
 
裸身重量359グラム。  拵に納めて鞘を払った重量未計測。

(菊紋)信濃守源信吉

(菊紋)信濃守源信吉
(菊紋)信濃守源信吉
– Shinanonokami Minamoto Nobuyoshi –
 
杢目刃縁柾がかった地鉄に互ノ目乱れを明るく焼いた作品。刃中砂流顕著に現れ、あたかも互ノ目の山に霞がかったような感じで見所多い一刀です。
これから刀剣趣味を始められる方で、まずは一振ご購入をご検討されている方にお薦めです。
現状、刃先の一部と指裏横手に小錆が見られますが、観賞に支障はございません。信吉銘に関しましては真贋保証ございませんので予めご了承下さい。
 
裸身重量584グラム。
※本刀は委託品です。

修心流居合術兵法 組居合脇指居業之部 陽

 

かつて、この業を腕と速さに頼ってしまい、己の腹を突いてしまった門弟もいました。

模擬刀だったから軽い怪我で済みましたが、真剣だったら命はなかったかもしれません…(怖

速さでごまかす居合に何も学ぶものはありません。そこには危険があるだけです。

丁寧にゆっくりと稽古することこそが何よりも大切です。

無銘(伝 二王) ~鎌倉時代の名短刀~

無銘(伝 二王) ~鎌倉時代の名短刀~
無銘(伝 二王)
– Mumei(Den Niou) –
 
周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作は確認されておらず、今日では清綱を事実上の祖としています。
清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。
周防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられており、二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっています。
 
この短刀は三ツ棟で細身の鋭い造り込みが印象的であり、元の方は匂口ふわりと柔らかい感じの細直刃で、物打辺りからはぐんと焼き幅を広げ匂口一際明るく冴え、小さな金筋を交え、指裏返り部分には沸筋が食い下がるなど、古調で見所ある作風を示しています。
鎌倉時代から今日まで生き続けて来た歴史浪漫溢れるこの一刀。お求め易い価格にて御案内致しますので、是非この機会にお求め下さい。
 
裸身重量116グラム。

短刀 無銘 ~刀剣趣味を始められる方にお薦めの一刀~

短刀 無銘
無銘
– Mumei –
 
柾気勝ちの小板目肌が肌立ち、明るい匂口にて互ノ目乱れを焼き、細かな砂流がかかった作品。特筆すべき鍛錬疵無く、現状古研ぎのため、ヒケや一部に変色程度の薄錆が見られるも、美術鑑賞刀として申し分ない一刀で、筋違模様の銀着せはばきが装着されている点からも、大切にされてきた様子が窺えます。
これから刀剣趣味を始められる方や、御守刀をお探しの方に、お求め易い価格で御案内致しますので、是非この機会にご検討下さい。
 
裸身重量118グラム。

兼次

兼次
兼次
– Kanetsugu –
 
兼次は因州池田家に仕えた刀工で、因州に移住した兼先の後裔で、数多の利刀を鍛えました。
 
本刀は切先延びごころの鋭い姿に、杢目肌柾交じり大肌見られる地鉄を鍛え、美濃伝らしい尖り刃交じりの互ノ目乱れを焼き、刃縁は地鉄に絡んで砂流が随所に見られ、金筋入った作品で、いかにも兼次らしい覇気に満ちた出来口を示していますが、銘文に関しては個人的に追っかけ銘(無銘物や大磨上無銘物に他者が銘切ること。)ではないかと鑑せられます。
 
現状古研ぎで地刃の観賞に支障はございませんが、一部小錆が見られるものの、美術観賞刀としてじゅうぶんにお楽しみ頂ける一刀です。
居合や試斬などをされるお客様や、これから刀剣趣味を始められるお客様にもお求め易い価格でご紹介致しますので是非ご検討ください。
 
裸身重量661グラム。
※本刀は委託品です。

兼吉 ~関善定派~

兼吉 ~関善定派~
兼吉
– Kaneyoshi –
 
関善定派の刀工。
 
古い金着二重はばきが装着され、昭和26年石川県の大名登録刀であることから、古くは前田家の蔵刀であったものと推測され、杢目肌立った地鉄に直刃を焼き、匂口は深く柔らかく仕上げられています。
戦が多かったこの時代の二尺を切る刃長の作品は、脇指としてではなく、甲冑を装着した際の打刀として鍛えられたものであり、着物に帯巻いて帯刀するのとは違って、鞘引き等が制限される具足姿での抜刀を考慮しての体配で、これは彦根の井伊家に関する軍備資料にもその記述が見られます。
 
現状古研ぎで、長く目立つヒケ等が見られます。現状でも地刃の観賞は可能ですが、伝来の良い一刀だけに然るべき研磨を施し、後世に伝え残していただきたく、研磨代金を考慮した低価格にて御案内致します。
次世代に本刀を伝え残してくださる心ある方にお求め頂きたい一刀です。
 
裸身重量459グラム。 

東京都内で修心流居合術兵法を学ぶことができます

現在、私が創流しました修心流居合術兵法(旧称 無双直伝英信流町井派)は、兵庫、大阪、東京、アメリカシアトル、中国北京にて学ぶことができます。

東京道場は雪が谷大塚駅から150メートルと好立地で、稽古後の打ち上げもお楽しみの一つとなっています。

今月は24日(日)に私が上京して直接指導いたします。

稽古時間は毎回、10時~17時の6時間と長丁場ですが、毎回課題を用意していますので、時間が過ぎるのがあっという間に感じられます。

お貸しできる道具が充実しておりませんので、稽古体験は予め御連絡を頂く必要がございますが、見学だけでしたらいつでも対応可能です。※ご見学も予め御連絡頂けますと幸いです。

 

私が言うのも何ですが、修心流居合術兵法の稽古は非常にマニアックなもので、世間一般的な居合道場とは大きく異なります。刀を抜き差ししている時間より、身体捌きの稽古時間の方が長いことも多々あります。

時代劇ヒーローのようにサッと抜いてピュッっと振って、かっこよく刀を回転させて納刀! なんて派手なアクションを求められる方には不向きですが、

・日本刀の構造や理に適った刀法を学びたい方

・日常での身体の使い方に変化をもたせたい方

・力を使わず、身体に負担をかけない身体操作を学びたい方

・現代居合(連盟所属の古流居合)に疑問をもたれる方

・合氣道や合気柔術修業者で剣の理を知られたい方

・護身術を身につけたい方

・二刀流や剣術、鎌槍術を学ばれたい方

には非常に向いています。

 

修心流居合術兵法(修心館)は悲しいかな門弟数が少ないため、現在は内輪の少人数で和気藹々と稽古しているのが現実ですが、稽古に集う方々の中には、他の武道の指導者(指導員)や高段者もおられ、これはつまり、修心流居合術兵法が他の武道経験者をも惹きつける魅力ある流儀・稽古である証と言えるでしょう。

 

ネット上での数多の発言から、

偏屈で気難しい

そんなイメージが私にはあるかもしれませんが、実際の私に触れていただければそんなイメージも払拭されると思います。

木刀や模擬刀とは言え、誤まった使い方をすると大怪我や命に関わる事故を招いてしまいます。そのため稽古中の所作に危険を感じた時には、怒声や檄を飛ばすことも稀にありますが、基本的には寒い関西のオヤジギャグと、笑いが絶えない楽しい稽古です。

只今東京道場で共に汗を流す修業者を募っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

突然ですが番宣です 「見るだけで超絶気持ちいい瞬間ベスト50」

【番組名】「見るだけで超絶気持ちいい瞬間ベスト50」
【放送日】2017年9月24日(日)19:00〜21:54
【放送局】フジテレビ系列 全国ネット
【出演者】MC 佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)/ゲスト あき竹城、岡田結実、カンニング竹山、山崎弘也、篠原信一、岸明日香、有栖川朋香、加藤ゆりな

 

是非ご覧下さい。