友光
– Tomomitsu –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/716/00.html
杢目肌よく練れて肌立って淡く映り立ち、焼刃は匂口明るく冴えて潤み、金筋や小足が見られ、帽子は表裏共に直ぐに掃き掛けて火炎風に短く返り、沸筋食い下がる。
大きく磨り上げられて折り返し銘とされるも、更に磨り上げられたために折り返し部分は今は無く、額銘のようになっており、棟には切り込み傷が4箇所確認できます。
日本美術刀剣保存協会の極めでは、国不明。時代を大きく室町とされていますが、私見では室町前期~中期と言ったところでしょうか。
銘が損なわれてしまうことを惜しんで折り返し銘にしている点からも、大切に伝えられてきた様子が窺える一刀です。
※本刀は委託品です。
裸身重量597グラム。