4月 2018のアーカイブ
無銘脇指 ~刀剣趣味初心者応援価格でご案内~
無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/423/00.html
杢目鍛えに匂口締まった湾れ調互ノ目乱れを焼いた作品。昭和27年の大名登録であることから、名のある名家に伝来していたことが窺えます。
一分小さな錆がありますが、総体に錆は無く、これから刀剣趣味を始められる初心者の方へ、応援価格でご紹介致します。
安価でご紹介しますのは上記の通り、初心者応援のためであり、遊び半分で購入しようとされる方にはお譲り致しません。大切に可愛がって下さる方にこの脇指を託したいと思います。
裸身重量468グラム。
祐定 – Sukesada –
祐定
– Sukesada –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/757/00.html
室町時代後期に鍛えられた備前祐定の数打刀。再刃されていますので美術的価値は低い。
模擬刀では物足りないという方、短めの居合稽古用真剣をお探しの方に格安にてご案内致します。拵は模擬刀のものが転用されていますが、柄の調整を当店にてしっかりとやり直しましたので、安心してお使い頂けます。
模擬刀用はばきや時代物のはばきで頃合いのものを取り付けてお使い下さい。はばき新調も格安にてお受けいたします。
裸身重量598グラム。 鞘を払った重量ははばきがないため計測しておりません。
肥後同田貫宗廣 弘化四年九月日 – Higo Doudanuki Munehiro –
肥後同田貫宗廣 弘化四年九月日
– Higo Doudanuki Munehiro –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tachi/061/00.html
同田貫は九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群で延寿派の末流と伝えられています。本刀の作者である宗廣は、肥後同田貫一派の末尾を飾る良工で、本名を小山太郎と云いました。彼は同田貫有宗、肥後細川家の六千石重臣とともに江戸の水心子正秀に学び、刻銘は、肥後同田貫宗廣、肥後同田貫宗廣作、肥後同田貫上野介拾代嫡孫延寿太郎宗廣作、肥後同田貫小山延寿太郎藤原宗廣作、肥後同田貫延寿宗廣、小山延寿太郎藤原宗廣などと切り、天保元年から明治四年までの作品が経眼されます。
新々刀期の同田貫は、身幅広く重ね尋常。切先伸び心で反り程良く、鍛えは小板目または杢目肌。主に備前伝の丁子乱れ刃を焼き、中には兼元を範とした作品も見られ、この御刀も掟通りの作品ですが、通常に見る粗雑な雰囲気の同田貫とは一味違った品格を備え、姿、地鉄共に良く、匂口明るく冴えた華やかな腰開きの互ノ目に互ノ目丁子を交えた会心の出来口を示しており、新々刀同田貫の代表作と言えます。
尚、胴田貫の由来は、田んぼに死体を横たえて胴を切ると、胴を貫(ぬ)けて下の田んぼまで切り裂く、から来ており、旧幕臣にして直心影流の継承者である榊原鍵吉が、明治天皇の御前で兜を割った際にも同田貫の刀が使われました。また、時代劇では『子連れ狼』の主人公、拝一刀の愛刀として、『破れ傘刀舟悪人狩り』でも、主人公である蘭学医・叶刀舟の愛刀。『三匹が斬る!』においても、主人公の一人である千石こと久慈慎之介の愛刀として登場し、正宗や村正と並んで馴染み深い刀として大変人気があります。
付属の拵は、素銅地を基調に象嵌が施された一作金具の半太刀風の肥後拵で、切羽の一枚に至るまですり替えられることなく伝来してきた完全なオリジナル。鞘は経年による塗りの剥離などが見られるも、黒石目塗りに雨龍を闇蒔絵にした、手が込んだ一級品で、肥後細川家の上士の指料であったことが窺われます。※鞘塗り補修痕在り。
当店にて上白鞘と継木を新調し、美術鑑賞用上研磨を施しました。研ぎ上がったばかりの澄んだ地刃を存分にご堪能下さい。宗廣の太刀は非常に稀有で貴重です。
※本刀の分類は、体配や銘の切り方から鑑て太刀ですが、現日本美術刀剣保存協会の鑑定基準では、新々刀は太刀であっても鑑定書上は刀と表記する傾向にあります。
裸身重量685グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,004グラム。
アートミックスジャパン2018 修心流居合術兵法公開演武
4月15日、新潟にありますりゅーとぴあ能楽堂にて、修心流居合術兵法演武を、門弟の柳原と共に披露させていただきました。
SNSでの過激な発言が多く、敵が多い私のことなので、当日はどれほど観覧者が集まってくださるのか不安もありましたが、多くの方がご来場下さり、45分と短い時間ではありましたが、私の居合、そして武術としての居合とは何かを、解説を交えて皆様にご覧頂きました。
ただ単に早く刀を抜くのではなく、敵のバランスを崩し、反撃できない状態にしながらの瞬速の抜刀には、感嘆の声が客席から聞こえました。
最近物忘れが激しい私は、当日の演目が頭から消えてしまい、そのため手探り状態での演武になりましたが、決められた演目をただ演じるより、ぶっつけ本番的な演武になったことが、逆に観覧者に新鮮味を与えたようです。
演武後には修心流居合術兵法体験会(講習会)を、こちらも45分程開催しましたが、こちらにも多くの方が集って下さり、披露しました演武について、軸を制するということがどういうことか、実際に体験して頂きました。
演武の中で業をかけられ宙に舞う柳原の姿は、傍目から見るとやらせのように見えてしまいます。ですから、
「あんなに簡単に人が倒れるものか信じられない。私にも業をかけてもらいたい。」
と名乗りを挙げられた男性に、
「私がどのような業をかけるのか既に御存知なので、ゆっくりと丁寧に行えば、事前に予測して業がかからない可能性もありますので、怪我をされない程度に瞬時に業をかけさせていただきますね。」
と、前置きした上で男性に業をかけさせていただきました。
つい先程まで正座していたはずの男性。私が少し身体を捌きますと仰向けに倒れており、眼を丸くして驚いておられました。
「え!? 何!? おかしいなぁ… 気がついたら倒されちゃってるよ。」
と驚きの声をあげる男性。綺麗に業をかけられてしまうと、人はその不思議さに思わず笑顔になってしまうもの。先程まで「絶対倒されないぞ!」と言わんばかりだった男性が、声をあげて笑う姿に、会場にもどっと笑いが生まれ、大変和やかな体験会(講習会)になりました。
演武観覧と体験会参加のお客様の中には、私の居合術を生で見たいと、お父さんにおねだりして連れて来てもらったという小学五年生の男の子の姿も。
色々と手解きしてあげると瞳を輝かせる姿が今も脳裏から離れません。本当に愛らしく、礼儀正しく、そして居合術のセンスも持つその男の子、実子達が跡をつがないのなら、跡継ぎに欲しいなと思うほどでした。とても素直に動くので、ちょっと教えてあげると綺麗に業を決めるまでになりました。
体験会を終え、服を着替えて会場内を散策する私に、その男の子がやってきて、
「先生に教えてもらった業をお父さんにかけてみたら、お父さんにもちゃんときめることができました! 先生今日はありがとうございました!」
と、とても嬉しそうな顔で帰って行きました。
名前を聞きそびれてしまいましたが、彼が大きく成長しても、居合術に対する興味が失われていなければ、是非とも私の元を訪ねて欲しいと思います。
写真提供 アートミックスジャパン2018 並びに 眼鏡野郎様
写真を見た率直な感想… ここのところ暴飲暴食していたので、体形がまた丸くなっていることにようやく気付きました。再び絞ります。
相州住廣正 □保住貞吉 ~彫り物見事な末相州、上研磨済み~
左 (金象嵌銘 平戸左) ~キラリと光る金象嵌銘、名品中の名品~
無銘 ~店主町井勲監修の武用拵~
無銘(伝 備前忠光) ~備前の忠光辺りと鑑せられる刀~
無銘(伝 備前忠光)
– Mumei(Den Bizen Tadamitsu –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/755/00.html
備前の忠光辺りと鑑せられる刀ですが、惜しい事に刃切が一箇所ございます。しかしながら地鉄は良く練れて精美であり、参考資料としてご案内致します。
研磨諸工作ご検討下さる方には、格安にてお引き受け致しますのでお気軽にご用命下さい。
裸身重量519グラム。
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
無銘 ~研磨・諸工作を施しお客様の元へお送りいたします~
無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/754/00.html
反り深く、鎬幅狭めで切先延びた鋭い造り込み。簡単に錆切りしたところ、焼刃判然とした乱れ刃が確認できました。研ぎ上がりが期待できそうな一刀です。
付属の拵は惜しい事に金具取りされてみすぼらしくなっていますが、鞘に割れは無く、柄木もしっかりとしていますので、頃合いの金具を用いて再び蘇らせることが可能です。
研磨・白鞘の諸工作を施して納品させていただきます。美しく蘇る本刀を一番にお迎え頂けます。保存刀剣鑑定も是非御受審下さい。
※登録証では60.5センチと表記されていますが、実測では60.6センチございます。
裸身重量490グラム。
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。