手持ちバランス良い古刀の御紹介

手持ち良い古刀
無銘
– Mumei –
 
製作年代を室町後期としましたが、もっと時代が遡るかもしれません。
所々に薄錆が見られますが、手持ちバランス良く、実際の重量より軽く感じられ、腰に護摩箸と腰樋が掻かれた手の込んだ造り込みから、生まれの良さを感じさせます。なにぶん古い刀ですので、一部刃が駆け出している箇所もあり、そのため美術的価値は低いですが、研磨を施しても面白そうな一刀で、居合の形稽古にも向いています。
付属の拵はしっかりと巻かれた薄茶色の裏革が手に馴染み、握り心地良い品です。
 
裸身重量628グラム。  拵に納めて鞘を払った重量885グラム。

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