無銘 ~伝来の良さを窺わせる一刀~

無銘
– Mumei –
 
上品な反り姿の大磨上無銘の刀。肌立った地鉄は淡く映りごころがあり、先の方では地斑映りが見られます。刃文は中直刃で匂口締まって沈んだ作風から、法華や末二王辺りが思い浮かばれます。
製作年代を室町初期と記載しましたが場合によっては南北朝や鎌倉末期まで遡るかもしれません。是非とも保存刀剣審査を御受審下さい。金着せの上等なはばきが添えられていることからも、伝来の良さを窺わせる一刀です。
 
裸身重量626グラム。
 
 
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