大磨上無銘(藤島) ~水戸金工による金色の鐔が眼を惹く逸品~

大磨上無銘(藤島)
 
藤島とは、山城の名工、来國俊の門人であった初代藤島友重を祖とする、鎌倉末葉から南北朝に加賀国に移り住み作刀した刀工一派です。越前国藤嶋を生国とする故に藤嶋と称すると伝えられています。現存する藤島は室町初期より見られ、室町後期頃は特に繁栄しました。作柄は、姿などに京風の雰囲気が垣間見られますが、地鉄に黒味があり、大和伝風のものも、備前、美濃伝にも見える作品があると云われています。
 
この脇指は刀、または長寸の脇指を大きく磨り上げたもので、小疵あれど地鉄は良く練れて纏まっており、匂口明るく冴えた互ノ目乱れを巧みに焼き上げた作品。
附属する拵は状態良く、金具は龍図で統一され、見た目にもすっきりとしています。柄巻きは上手の裏革巻き。水戸金工の作になると鑑せられる黄金色に輝く鐔が、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
 
当店にて研磨を施しました。研ぎ澄まされた古刀藤島の地刃の冴えを御堪能下さい。
 
裸身重量253グラム。  拵に納めて鞘を払った重量479グラム。
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

 

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