– Mumei –
手入れ不足から錆と細かなヒケを招いていますが、金着せの豪華な二重はばきが添えられていることからも、大切に伝来していたことが窺えます。
杢目鍛えが流れた地鉄には映りが立ち、刃中には砂流が見られ、小さくこずんだ互ノ目が焼かれています。体配から察するに、南北朝後期まで遡る古刀ではないかと思われます。然るべき美術研磨を施し、是非保存刀剣審査を御受審下さい。
※居合・抜刀には御使用にならないでください。
裸身重量725グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,000グラム。