肥前国住保廣作 昭和五十年十一月十七日 ~大板目肌の豪壮な一刀~

肥前国住保廣作 昭和五十年十一月十七日
– Hizen no kuni ju Yasuhiro saku –
 
本名、元村保。明治43年生まれ。本名、元村保。戦時中には陸軍受命刀工として活躍した利刀の作者として知られ、聖代刀匠位列に於いては上工の列(大業物 関脇格)にその名を連ね、陸軍技術奨励会総裁賞を受賞しました。
 
この刀は身幅が広く、切先やや延びた豪壮な造り込みで、変わり鉄を交えた大板目肌を鍛え、直刃調子に互ノ目を交えた作品。手持ちずっしりとした剛刀故に、その重さだけで容易く対象物を両断しそうな感を与えます。
美術鑑賞刀として、また、居合、抜刀等の武用刀としてもお楽しみ頂ける一刀です。
 
裸身重量935グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,252グラム。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA