古い脇指 ~長巻直し~

古い脇指 ~長巻直し~

無銘
– Mumei –
 
製作年代が遡りそうな脇指。元は長巻であった物を磨り上げたものでしょう。棟が薄い造り込みで、現状では素人による錆落としにより、地刃の確認が困難ですが、元の方は直刃調に浅く湾れ、物打辺りで互ノ目を三つ四つ交えた焼刃が確認できます。
 
附属する拵は現状では傷みが目立つものの、まだまだ修復が可能。牡丹紋様塗と称される変わり塗りが施され、気品を感じる拵の姿は、元々伝来が良い一刀であったことを物語っています。
研磨や拵の補修費用を考慮した低価格で御紹介致しますので、是非とも綺麗に修復してあげてください。
※目釘穴は4つ空いていますが、古い時代に鉄で埋められた穴が、よく観察して頂けるとございます。
 
裸身重量262グラム。  拵に納めて鞘を払った重量299グラム。

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