巻貝散研出鞘打刀拵が見事な室町後期の大磨上無銘古刀

巻貝散研出鞘打刀拵が見事な室町後期の大磨上無銘古刀
無銘
– Mumei –
 
大磨上無銘、室町後期の末関辺りと鑑せられる古刀です。
杢目肌の地鉄に仰々しくない初期の頃の三本杉刃文を焼き上げており、尖り刃交える。
 
附属の拵は、小さな巻貝を薄切りにして嵌め込み、漆をかけて研ぎ出した変わり鞘で、指表の栗形から下より中鎬を立て、柄は卯の花色の細糸にて蛇腹巻きに仕上げてあり、贅沢な造りになっています。笹に虎図の色鐔も上品でこの拵に相応しい。
 
裸身重量594グラム。  拵に納めて鞘を払った重量920グラム。

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