無銘

無銘
– Mumei –
 
 
杢目肌よく練れて肌立ち、刃文は互ノ目丁子と丁子を複雑に織り交ぜ皆焼を成し、刃中には足や葉、砂流を交えた賑やかな出来口を誇る作品で、指表の棟区から68mm上がったところの棟角には誉れ傷があり、実戦を潜り抜けてきた歴史浪漫溢れる末備前辺りと鑑せられる一刀です。
附属の拵は手が込んだ雲紋塗りの石目鞘で、合口部分は水牛角製。惜しいことに一部虫食いによって欠けていますが修復可能。
当店にて研磨を施しましたので、手をかけることなくお楽しみ頂けます。
 
裸身重量228グラム。  拵に納めて鞘を払った重量273グラム。
 
 
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