鐔13点掲載いたしました。

鐔13点掲載いたしました。

陸奥白川住固山宗俊 文久三年八月日

陸奥白川住固山宗俊 文久三年八月日
– Mutsu Shirakawa ju Koyama Munetoshi –
 
 
江戸時代後期、幕末の名工、固山宗次の一族、宗俊の堂々たる作品です。宗俊はその名が示す通り、幕末の名工、固山宗次の一族で、奥州白川に住して槌を振るいました。
銘鑑によると奥州白川に同名で二代おり、本作はその年紀より二代宗俊の作と鑑せられます。
宗俊の通称は「伊三郎」で、「白龍子」と号していました。作刀していた期間は、1854~1868年(嘉永7年~慶応年間)であったと考えられています。明治の廃刀令等、時の流れに影響され、刀剣鍛錬を断念せざるを得なくなったことは非常に惜しまれ、明治21年に53歳で亡くなった都合もあって、現存作は少なく、いずれの作品も貴重な遺作と言えます。
作風は、茎の仕立や銘振りなど、全てが宗次の刀に似ており、小板目がよく詰んだ綺麗な地鉄に、刃文は互の目丁子を焼き、やや小沸が付くのが特徴です。
 
この刀は元先の幅差が頃好く開き、切先やや延びごころ。反りやや浅目で茎は長く、重ね厚く頑丈な造り込み。地鉄は固山宗次によく似て小板目肌よく練れて地沸が付き、地景細かに入って精美なることこの上無し。刃文は互の目で焼き出し、明るく冴え、匂口は締りごころながらもふわりとした柔らかさを感じさせ、刃中には足が頻りに入り、帽子は横手で互ノ目を焼き込み、焼きたっぷりと、直ぐに先丸く返る。
堂々たる剛刀でありながら、全体のバランスが頗る優れて美しく、地刃共に一点の破綻もなく焼き上げているその技量の高さには、流石に幕末の名工、宗次一族の卓尾を飾る刀工であると畏敬の念を感じさせ、これだけの重ね厚い剛刀でありながら、手元重心で扱い良さを感じずには居られない。当に宗俊の高い技術力を余すところなく示した名品中の名品。茎の状態も茎千両の言葉に相応しい抜群の状態を保っています。
 
附属の拵は保存状態が頗る良く、大きな鐺と蜘蛛の巣を題材にした金具が眼を惹くと共に印象深く、切羽一枚に至るまですり替えられること無く、本刀と共に伝来してきた逸品です。
 
裸身重量1,013グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,420グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

津田越前守助廣 延宝二二八月日

津田越前守助廣 延宝二二八月日
– Tsuda Echizen no kami Sukehiro –
 
 
平造庵棟。地鉄は小板目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入る。刃文は匂口明るく締まった直刃で、帽子は直ぐに丸く返っており、これと言った鍛錬疵は無いため、研磨を施す価値は充分あります。
当然のことながら助廣銘に関しては首肯できませんが、江戸時代には本物の助廣として相当大切にされてきた様子が、附属する藍鮫研出刻鞘や、元来は金または銀の着せであったはばきから窺えます。鞘は栗形と角製鐺が欠落しているだけで、他は傷みが無く頗る健全。銘を潰して無銘にし、鞘を修理して新たに出鮫の柄前を誂えて蘇らせたい一刀です。
 
裸身重量167グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

肥後國住赤松太郎兼裕作 丁酉年初春

肥後國住赤松太郎兼裕作 丁酉年初春
– Higo no kuni ju Akamatsu Taro Kanehiro –
 
 
兼裕は本名を木村馨と言い、熊本県八代市に住しています。赤松太郎一派は父、木村兼重に長男兼定(刀匠名兼嗣)、次男兼弘(刀匠名兼照)、三男馨(刀匠名兼裕)がおり、更に兼嗣刀匠には長男光宏(刀匠名兼光)、次男の安宏(刀匠名兼幸)がいます。一族皆上手であり、新作刀展での入選、入賞等、多数の実績を誇っています。
 
この脇指は身幅広く豪壮で、反り程好くつき、赤松太郎一派の御家芸である互ノ目丁字乱れを焼き上げた作品。地鉄は小板目肌が良く練れて詰み、細かな地景入り、刃文は匂口明るく冴え、足盛んに入り、帽子は乱れこんで先丸く、返りにも細かな乱れを見せています。
 
附属の拵は鞘に小さな凹みが見られるも、鑑賞用として愛玩された品故に、鯉口内部も綺麗で未使用の状態。金具周りは全て時代物が用いられ、本拵を誂えるに当たっては、42ミリ近い大きな縁頭を探すのに苦労したことでしょう。
 
裸身重量629グラム。  拵に納めて鞘を払った重量951グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の幅差頃好く開き、中切先。反りやや浅目。地鉄は小板目肌よく練れて少しく肌立ち、刃文は湾れ調子に互ノ目と互ノ目丁字を交え、刃中には金筋や砂流が見られ、湯走見られ、帽子は直ぐに丸く返る。
 
附属の拵は全て時代物の金具で、柄前は江戸期に造られた物。鞘のみ現代。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせ、柄にはがたつきが無くしっかりとしています。
お求め易い低価格にてご紹介致します。刀剣趣味初心者や、少し短めの武用刀をお探しの方にうってつけの一振です。
 
裸身重量662グラム。  拵に納めて鞘を払った重量945グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
物先の幅差開き、切先やや延びごころの優雅な姿。地鉄は小板目肌柾流れて少しく肌立ち映り立つ。刃文は匂口明るく、直刃調に浅い湾れを交え、刃縁に細かな変化を見せ、帽子は直ぐに先丸く返る。
刃区より上から焼き出している点や茎の傷み具体を見るに、再刃物の可能性があるも、刃文がしっかりとしているため、日本刀としての機能をしっかりと保っている。
 
附属の拵に掛けられている鐔は時代物。柄は現代金具を用いて近年新調されたもので、柄にガタツキは無く、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが非常に良く、扱い良さを感じさせます。純然たる武用刀として、居合等のお稽古に存分に役立つことでしょう。
二尺四寸と刃長も頃合いのこの一刀、お求め易い低価格でご案内致します。
 
裸身重量747グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,006グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の幅差頃好く開き、切先延びごころ。優雅且つ鋭さを感じさせる姿態です。地鉄は小板目肌よく練れて詰むも少しく肌立ち、地景入って精美。刃文は匂口明るく冴え、湾れ調子に互ノ目や互ノ目丁字を四つ乃至五つ一纏まりに焼き上げている。刃縁にはやや大粒の沸が絡み、細かな砂流も看取され、帽子は横手下より連ねた互ノ目が横手を超え、先直ぐに丸く返る。
 
附属の拵は焦茶の下地に黒の蛭巻鞘で、金具は全て時代物。一時軍刀として用いられたのであろう。頭金具に穿かれた穴を埋めた痕が在る。
柄にがたつきは無く、刀身中央から手元にかけての重心でバランスは良く、地刃共に健全で観賞用としてお楽しみ頂ける作品です。保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。
 
裸身重量814グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,087グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

鐔3点追加しました。

鐔3点追加しました。

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/list.htm

尾崎源五右衛門助隆

尾崎源五右衛門助隆
– Ozaki Gengoemon Suketaka –
 
 
小板目鍛えの地鉄に濤乱刃を焼き上げた作品。乱れの谷に太い足が入り、砂流顕著に看取され、出来頗る良い小刀です。
 
裸身重量16グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
螻蛄首六角形の平三角造素槍を合口短刀拵に仕込んでいる。錆に包まれているため地刃は不明。柄の鮫皮の巻き替えや研磨御希望の方はお気軽に御相談下さい。
螻蛄首の幅13.5ミリ。螻蛄首の重ね11.5ミリ。
※登録不要寸法ですが、希望により美術刀剣登録が可能です。
 
裸身重量100グラム。  拵に納めて鞘を払った重量138グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。