無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の幅差頃好く、切先延び、反り浅く斬撃に適した造り込み。地鉄は小板目杢交じりで少しく肌立ち、地景入る。刃文は匂口明るい中直刃で、刃縁地鉄に絡んで様々な変化を見せ、砂流頻りにかかり、金筋葉入り、打除風の刃や湯走見られ、帽子は直ぐに先丸く長く返っています。
 
附属する拵は、柄にがたつきも無くしっかりとしており、鐔は現代金工による真面目な作品と鑑られ、『参拾六才 利雄』と銘がありますが、どのような経緯でなのか槌で銘を潰そうとされた痕跡が窺えます。鐺が取れてしまったのを素人が修理したようで、少しずれた状態で現在は接着されております。一度お外しになられ、正しい位置で接着し直して下さい。
鞘を払って構えてみると、刀身中央から手元にかけての重心で、手持ちバランスが良く、居合等のお稽古にも適した一刀です。
 
裸身重量863グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,133グラム。
 
 
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