(菊紋)若狭守道辰 宝永元年八月日

(菊紋)若狭守道辰 宝永元年八月日
(菊紋)若狭守道辰 宝永元年八月日
– Wakasa no kami Michitoki –
 
会津住長重の子で、俗名を中条太郎吉と称し、後に平右衛門に改める。三善長道の門人で、初銘を長廣と切り、後に道辰に改銘しました。
元禄四年に上京して三代金道に学び、若狭守を受領。はばき下に十六弁の菊花紋を切る。享保十五年十月七日没。
 
元先の幅差程好く開き、切先やや延びごころ。菊紋が切られていることから元禄四年以降の作品鑑せられます。地鉄は小板目柾流れて粕立ち、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、焼頭に砂流が顕著に見られ、足入り、大粒の沸が刃縁をふわりと包み込む。鋩子は直ぐに先丸く返る。
研磨の上、特別保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。刀身のみの販売となります。白鞘は38,500円(税込)にて承ります。
 
裸身重量554グラム。

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