備前長船住横山祐包作 嘉永四年八月日 ~現代刀のように今尚光る抜群の茎~

備前長船住横山祐包作 嘉永四年八月日 ~現代刀のように今尚光る抜群の茎~
備前長船住横山祐包作 嘉永四年八月日
– Bizen Osahune ju Yokoyama Sukekane –
 
横山祐包は、加賀介祐永と共に備前新々刀を代表する刀工として著名であり、祐定の十三代目、友成五十八代孫と称しており、天保5年頃から明治5年頃迄の作が残されています。
作風は小板目肌がよく詰んだ鍛えに、匂出来の華やかな菊花丁子刃などを焼いており、幕末の備前鍛冶を代表する名工です。
 
この脇指は薄錆身で発見されたうぶ出しの一刀で、はばき、白鞘、研磨等、全ての工作を終え、今回初めて市場に登場します。
元先の幅差頃好く開き、切先やや延び、凛とした姿が印象的。地鉄は小板目がよく練れて詰んで精美であり、一切の破綻が無く、刃文は匂口明るく冴えた逆ごころを交えた見事な丁子を焼いており、刃中には足や葉が頻りに見られ、祐包の作風を存分に示した傑作。鋩子も逆ごころの丁字を巧みに焼き上げ、先丸く上品に返っています。
 
上述の通り、全諸工作を終えたばかりですから、手をかけることなく存分に地刃の冴えを御堪能頂けます。称すべきは茎の状態。まるで現代刀のように今尚光る茎は、まさに『茎千両』の言葉に相応しく。御入手後は現在のコンディションを保つためにも、茎にも刀剣油を塗布して大切に後世に伝え残して頂きたくお願い致します。
 
裸身重量525グラム。

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