刀 南紀住藤原國光 ~南北朝時代の大磨上物を見るかの如し!刃中の働き豊かで見応えある一刀です!~

南紀住藤原國光
– Nanki ju Fujiwara Kunimitsu –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1505/00.html

南紀國光は、名を三崎太郎と称し、紀州徳川家の御抱家治として和歌山城下で鍛刀していた刀工で、江戸の四谷でも鍛刀しました。

この刀は元幅が狭く、先の方で反りやや付いて大切先。ぱっと見た感じでは南北朝期の大磨上に見紛う体配をしており、小板目杢交じりの地鉄がよく練れ、少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るく、広直刃調の刃取りに小乱れを焼き上げており、足、葉頻りに入り、金筋現れ、砂流かかり、指裏は刃文を二分し、互ノ目が球状に連なったような特異な働きを見せ、鋩子は表は直ぐ調にやや乱れごころに変化を見せ、先小丸に返り、裏も直ぐ調に小さな互ノ目を交えて先突き上げるように小丸に返る。
現状でも地刃の鑑賞は可能ですが、相対的に曇った感じの薄錆がありますので、研磨の上お楽しみ頂きたく思います。
※指表中央よりやや下の刃縁と、表の物打よりやや下の刃縁に鍛え疵が在ります。

裸身重量659グラム。

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